Shopifyノウハウ

Shopifyページビルダー(LP作成)アプリ比較9選。無料枠と日本語で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

ShopifyのLP作成アプリ9本を、無料枠の切れ方・日本語UI・価格帯で比較します。テーマのセクションで足りる範囲との線引きも整理し、2026年8月時点の掲載価格で並べました。

ページビルダーを探す前に、一度だけ確認してほしいことがあります。Online Store 2.0のテーマなら、アプリを入れなくても固定ページにセクションを積めます。画像とテキストの段組み、スライドショー、よくある質問、動画の埋め込み。この程度で作れるページなら、テーマのセクションを並べるだけで終わります。

ページビルダーが要るのは、そこで足りなくなったときです。具体的には、テーマに無いレイアウトを1ページだけ作りたい、A/Bテストで見出しや訴求を比べたい、同じ型のLPを毎月何枚も量産したい、の3つ。この記事は、そこまで来た1〜3人規模のストアを想定して、9本を無料枠・日本語・価格帯で並べます。全カテゴリの一覧はShopifyアプリおすすめまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲です。価格はすべて掲載表記のUSDで、日本円には換算していません。掲載内容は変わることがあるので、導入前に各ページで確かめてください。

アプリ無料枠有料プラン日本語特徴
PageFly公開スロット1つ、AIクレジット10Builder $24/月(公開スロット5つ、追加5つごとに$5)/Accelerate $99/Enterprise $299対応9本で唯一、管理画面が日本語
GemPages公開ページ1つ、グローバルスタイルBuild $29/月(公開ページ無制限)/Optimize $59/Enterprise $199なし(英語・スペイン語・ドイツ語・中国語)400以上のテンプレート、画像やURLからAI生成
EComposer1ページ/セクション公開、AIクレジット50Standard $25/月(15ページ)/Pro $49/Premium $129英語のみ300以上のテンプレート。A/BテストはPremiumのみ
LayoutHub公開枠3件(通常ページ)、下書き10ページBasic $14.99/月(公開枠10)/Pro $29.99/Premium $59.99英語のみ9本で最も安い有料プラン
Foxify公開ページ1・公開セクション1、AIクレジット20/月Starter $19/月(公開ページ10)/Growth $39/Enterprise $99英語のみ業種別のCROテンプレート200以上
Omnise(旧Beae)公開スロット1つ(透かし入り)、下書き10ページStart $19.99/月(公開スロット3)/Pro $39.99/Max $79.99英語のみ最安プランからセクション単位のA/Bテスト
Zipify Pages開発ストアのみ(本番ストアに無料枠なし)Starter $19/月/Basic $39/Advanced $99(各14日間の無料体験)英語のみスプリットテストを標準で内蔵
ShogunDraft Mode(下書きのみ・公開不可)Build $39/月($372/年)/Grow $199/Advanced $499(10日間の無料体験)英語のみ無料では公開できない。上位プランは高価格帯
Reploビルドとプレビューのみ(公開不可)Starter $119/月(公開15点)/Pro $599英語のみ700以上のOnline Store 2.0対応セクション

選び方の軸

軸1: そもそもアプリが要るか。 テーマのセクションで作れるページを、わざわざアプリで作り直す理由はありません。ビルダーで作ったページはそのアプリのスクリプトに依存するので、解約したときに崩れます。テーマのセクションなら、テーマを変えない限り残ります。商品ページとコレクションページは特に、標準の作り込みで足りることが多い領域です。整え方は商品ページのSEOとコレクション構造の設計、本文の書き方は商品説明テンプレートに分けて書いています。

軸2: 無料枠の切れ方が3種類ある。 ここが9本でいちばん割れます。第一に、本番ストアで少数のページを公開できる型。PageFly・GemPages・EComposer・Foxify・Omniseの5本は公開1ページまで、LayoutHubは通常ページ3件までで、LP1枚だけ作りたい店なら無料のまま運用できます。ただしOmniseの無料枠は公開ページに透かしが入ります。第二に、作れるが公開できない型。Shogunは下書きのみ、Reploはビルドとプレビューのみで、どちらも公開には有料プランが要ります。第三に、Zipify Pagesの開発ストア限定。パートナー向けの検証枠なので、本番ストアの無料枠としては数えられません。

軸3: 日本語UIはPageFlyだけ。 残る8本は掲載ページの言語欄に「このアプリは日本語に翻訳されていません」と明記されています。ページビルダーはボタンやパネルの数が多く、操作を覚えるまで管理画面に張り付く種類のアプリなので、英語UIの負担は他ジャンルより大きく出ます。逆に、作ったページに載る文字は自分で入力するものなので、買い手の目に触れる部分が英語になるわけではありません。運営者が英語UIを許容できるかどうか、という一点の判断になります。

軸4: 上のプランで増えるのは、たいてい「公開できるページ数」。 機能差より枚数制限で切れる設計が主流です。PageFlyはBuilder $24で公開スロット5つ、そこから5つごとに$5。LayoutHubはBasic $14.99で10、FoxifyはStarter $19で10、EComposerはStandard $25で15。GemPagesはBuild $29で無制限です。月にLPを何枚公開し続けるかを先に数えると、価格帯は自然に絞れます。

各アプリの位置づけ

PageFly は、この9本のなかで日本語UIを持つ唯一のアプリです。無料プランで公開スロット1つとAIクレジット10、有料はBuilder $24/月で公開スロット5つ、以降5つごとに$5という刻み方をします。5枚ずつ買い足せるので、「7枚目が要る」といった中途半端な増え方にも合わせやすい設計です。英語UIを避けたい、あるいは自分以外の担当者にも触ってもらう予定がある店なら、まずここから試すのが素直です。

GemPages は、無料で公開ページ1つ、Build $29/月から公開ページが無制限になります。枚数を気にせず量産したい場合、$29で天井が無くなるのは9本のなかでも早いほうです。掲載では400以上のテンプレートと、画像やURLからページを生成するAI機能、購入後アップセル、A/Bテストが挙げられています。テンプレートを起点に手を入れていくスタイルが合う店向けです。

EComposer は、無料で1ページまたは1セクションの公開、Standard $25/月で15ページ、Pro $49、Premium $129という構成です。300以上のテンプレートに加えて、Ajaxカートやカラースワッチ、クロスセルといった販促パーツが同梱されているのが掲載上の特徴です。ただしA/BテストとPage AnalyticsはPremium $129に入っています。テストを目的に選ぶなら、この価格を先に見てから判断してください。

LayoutHub は、有料プランの入口がBasic $14.99/月と9本で最も安いアプリです。無料枠でも全エディター機能が使えて下書きを10ページまで持てるので、公開せずに作り込んでから決められます。掲載の中心は、事前デザイン済みのレイアウトとブロックのライブラリから組むスタイル。掲載文にA/Bテストの明示はないため、テストが目的なら別の候補になります。費用を抑えて複数ページを持ちたい店に向きます。

Foxify は、業種に寄せたCROテンプレートを200以上そろえ、AIでレイアウトを生成する方向のアプリです。無料枠は公開ページ1・公開セクション1にAIクレジット月20、Starter $19/月で公開ページ10・公開セクション5になります。全プランに7日間の無料体験が付きます。ブログ記事を無制限にするには月$20の追加オプションが要る点だけ、掲載表記どおり見込んでおいてください。

Omnise(旧Beae) は、2026年にBeaeからリブランドしたアプリです。プロンプトからページやセクション、画像、文章をAIで生成する作り方を前面に出しています。無料枠は公開スロット1つですが、公開ページに透かしが入るため、無料のまま本番で使うのは現実的ではありません。注目点はStart $19.99/月からセクション単位のA/Bテストが使えることで、A/Bテストの入口価格としては9本で最も低い部類です。

Zipify Pages は、無料枠が開発ストア限定で、本番ストアではStarter $19/月からになります。各プランに14日間の無料体験が付くので、試すこと自体はできます。掲載ではeコマース特化のLPビルダーを名乗り、Starterの時点でスプリットテストページを1つ持てます。LPを5枚前後に保ちつつ、そのうち1枚を常にテストに回す、という運用が想定しやすい構成です。

Shogun は老舗のページビルダーですが、無料のDraft Modeは下書きだけでページを公開できません。公開するにはBuild $39/月($372/年)からで、上はGrow $199、Advanced $499と伸びます。10日間の無料体験が付きます。「無料で1枚公開して様子を見る」という入り方はできないアプリなので、最初から月$39を払う前提で比較対象に入れてください。

Replo は、掲載価格がStarter $119/月からと9本で最も高い層にあります。無料枠もビルドとプレビューまでで、公開はできません。その分、700以上のOnline Store 2.0対応セクションとShopify APIへの直結を掲げ、Starterでも公開15点・A/Bテスト月1万セッションが入ります。追加ストアが$99/月、公開20点ごとに$100/月という価格表からも分かるとおり、複数ブランドを回す規模から先の道具です。

入れたあとに測る: 表示速度

ページビルダーは、テーマとは別のスクリプトとスタイルをページに足します。1枚のLPを重くするだけなら影響は限定的ですが、商品ページやコレクションページのテンプレートまでビルダーに置き換えると、サイト全体の描画に効いてきます。各社とも掲載文では「高速表示」「サイト速度の最適化」を掲げていますが、実際にどうなるかは入れたテーマとページの中身次第です。

やることは1つで、導入前と導入後に同じページのスコアを測って比べます。手順はアプリ棚卸しと表示速度にまとめました。合わせて、使わなくなったビルダーを消すときはページごと消える点も頭に入れておいてください。乗り換えのたびにLPを作り直すことになるので、テンプレート化して量産する運用ほど、最初のアプリ選びの重みが増します。

迷ったときの決め方

  1. LPを1枚だけ作りたい: 無料枠で公開できる6本から選びます。日本語UIならPageFly、透かしを避けるならOmnise以外。
  2. 英語UIが厳しい: PageFly一択です。他の8本は掲載ページで日本語未対応が明記されています。
  3. 費用を最優先で複数ページ持ちたい: LayoutHub Basic $14.99/月、次点でFoxify Starter $19/月かZipify Pages Starter $19/月。
  4. 枚数を気にせず量産したい: GemPages Build $29/月(公開ページ無制限)。
  5. A/Bテストが目的: 安く始めるならOmnise Start $19.99/月。EComposerはPremium $129/月、ReploはStarter $119/月からになります。
  6. 複数ストア・大規模ブランド: Replo。ただし$119/月からで、無料での公開検証はできません。

まとめ

  • OS 2.0テーマのセクションで作れるページなら、アプリは要りません。判断は「テーマに無いレイアウト・A/Bテスト・テンプレ量産」のどれかが要るかどうか。
  • 無料枠は3型に分かれます。本番で1枚公開できる6本(PageFly・GemPages・EComposer・LayoutHub・Foxify・Omnise)、下書きやプレビューまでの2本(Shogun・Replo)、開発ストア限定の1本(Zipify Pages)。
  • Omniseの無料枠は公開ページに透かしが入るので、無料のまま本番運用する用途では6本から外れます。
  • 管理画面の日本語UIはPageFlyだけです。残る8本は掲載ページに日本語未対応と明記されています。
  • 価格帯はLayoutHub $14.99/月からReplo $119/月まで約8倍の開きがあります。上のプランで増えるのは主に公開できるページ数です。
  • 導入前後で同じページの表示速度を測ってください。ビルダーはスクリプトを足すうえ、解約するとページごと消えます。

検索まわりのアプリを合わせて検討している場合は、ShopifySEOアプリ比較も参考にしてください。

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

PageFly・GemPages・EComposer・LayoutHub・Foxify・Omnise(旧Beae)・Zipify Pages・Shogun・Replo

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。