まず結論です。無料のまま1枚だけ公開して様子を見たいならPageFly、最初から月$39を払う前提で選ぶならShogunになります。この2本は「無料プランでページを公開できるか」という一点で入り口が完全に分かれていて、そこを知らずに両方インストールすると、Shogun側で作ったページが公開できないところで手が止まります。
想定しているのは、LP作成アプリの候補がこの2本まで絞れている1〜3人規模のストアです。テーマのセクションでは作れないレイアウトを1〜数枚だけ持ちたい、という段階を前提にします。他の候補も見たいなら、9本を並べたShopifyページビルダー(LP作成)アプリ比較を先に見てください。全カテゴリの一覧はShopifyアプリおすすめまとめにあります。
比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)
| 項目 | PageFly | Shogun |
|---|---|---|
| 無料枠 | 無料プランあり。公開スロット1つ、AIクレジット10 | Draft Mode。下書きのみで公開はできない |
| 有料プラン | Builder $24/月/Accelerate $99/月/Enterprise $299/月 | Build $39/月($372/年)/Grow $199/月/Advanced $499/月 |
| 手数料・従量 | 公開スロットは5つから、追加5つごとに$5 | 掲載の料金表に従量課金の記載なし |
| 日本語UI | 対応 | 英語のみ(掲載ページに日本語未対応と明記) |
| 請求元 | Shopify App Store掲載の料金プラン(USD表記) | Shopify App Store掲載の料金プラン(USD表記) |
| 導入方式 | 専用エディタでページを作り、ストアに公開する | 専用エディタでページを作る。公開は有料プランから |
| 無料体験 | 掲載に無料体験の記載なし(無料プランあり) | 10日間の無料体験 |
| 有料の入口で使える枚数 | Builder $24/月で公開スロット5つ | Build $39/月で公開25ページ |
| 上位プランの上限 | Accelerate $99/月以上は公開数無制限(最上位はEnterprise $299/月) | Grow $199/月以上は公開ページ数無制限(最上位はAdvanced $499/月) |
価格はすべて掲載表記のUSDで、日本円には換算していません。掲載内容は変わることがあるので、契約前に各ページで確かめてください。
同じところ
- どちらも専用エディタでページを組み、Shopifyのストアに出すタイプのアプリです。作ったページはそのアプリに依存するので、入れる前にアンインストール後の扱いを確かめておく必要があります。ここは2本で正反対なので、あとで個別に触れます。
- どちらも掲載ページに複数の有料プランが並び、上のプランに行くほど価格が上がる階段状の料金表です。無料や最安プランで一生運用する設計にはなっていません。
- 料金はどちらもUSD表記で、掲載の料金表に取引手数料の記載はありません。月額だけを見て比較できます。
違うところ
無料でページを公開できるのはPageFlyだけです。 PageFlyの無料プランには公開スロットが1つ付いているので、LPを1枚だけ持ちたい店なら無料のまま本番で運用できます。一方Shogunの無料枠はDraft Modeという名前どおり下書き専用で、作ったページを公開するにはBuild $39/月からの有料プランが必要です。「無料で1枚出して反応を見てから決める」という進め方は、Shogunでは選べません。代わりにShogunには10日間の無料体験が付いているので、試す手段が無いわけではなく、期限付きになるという違いです。
管理画面の言語も分かれます。PageFlyは掲載ページで日本語対応が示されていて、Shogunは日本語に翻訳されていないと明記されています。ページビルダーは、パネルとボタンを触っている時間が長い種類のアプリです。設定して終わりのアプリなら英語UIでも一度覚えれば済みますが、LPを毎回組み直す用途では管理画面の言語がそのまま作業時間に乗ります。担当者が自分以外にもいる場合は、この差がより効きます。なお、ページに載る文章は自分で入力するものなので、買い手が見る画面が英語になるわけではありません。
有料プランの入口は$24と$39で、月$15の差です。ただし差が開くのは上に行ったときで、PageFlyはAccelerate $99・Enterprise $299、ShogunはGrow $199・Advanced $499と伸び方が違います。今すぐ上位プランを検討する規模でなくても、伸びる先の価格を知っておくと、あとで「上げるしかない」状況になったときの見積りが立ちます。年額はShogunがBuild $372/年を掲載しています。
公開できる枚数の増やし方も設計が違います。PageFlyはBuilder $24/月で公開スロット5つ、そこから5つごとに$5という刻み方をします。7枚目が要るようになったときに、5つ単位で買い足して月$29にできる、という細かい調整ができるわけです。ShogunはBuild $39/月が公開25ページで、その上のGrow $199/月とAdvanced $499/月は公開ページ数が無制限です。25枚まではBuildのまま増やせますが、そこを超えると次の段が$199になるので、上がり方が大きくなります。月に何枚のLPを公開し続けるかが読めない段階なら、5つ単位で足せる側のほうが読みやすい支出になります。
アンインストールしたときの扱いは正反対です。PageFlyはヘルプセンターで、アンインストールすると保存データと公開済みコンテンツが完全に削除され、再インストールしても復元できないと案内しています。公開中のページとセクション、テーマに入ったコードも削除対象なので、その箇所はテーマ標準の表示に戻ります。Shogunは反対に、公開済みのページと下書きはどちらも残り、公開ページは静的なHTMLとしてストア側に残ると案内しています。ただし残るのは表示だけで、フォーム要素はデータ削除後に動かなくなり、Shogun以外でそのページを編集するとスタイルが失われることがあるとされています。どちらを入れる場合も、公開前にページの控えを取っておくと安全です。
PageFly が合う店
- LPを1枚だけ持ちたい。無料プランの公開スロット1つで足りる。
- 管理画面が英語だと作業が止まる。日本語UIを条件から外せない。
- 公開するLPの枚数が読めず、必要になった分だけ5つ単位で足したい。
- 有料に上げるとしても、まず$24の階段から始めたい。
Shogun が合う店
- LPを常時複数公開する前提が既に固まっている。Build $39/月で公開25ページまで使えるので、その範囲に収まる見込みがある。
- 管理画面が英語でも支障がない。担当者が自分ひとりで、英語のパネルに慣れている。
- 年額での支払いを選びたい(Build $372/年の掲載があります)。
- 公開ページ数が無制限になるGrow $199・Advanced $499までを視野に入れた規模で使う予定がある。
決める前に確認しておくこと
どちらを選ぶ場合でも、ビルダーはテーマとは別のスクリプトとスタイルをページに足します。LP1枚なら影響は限定的ですが、商品ページのテンプレートまで置き換えると全体の描画に効いてきます。導入前と導入後に同じページのスコアを測って比べてください。手順はアプリ棚卸しと表示速度にまとめました。
もう1つ。商品ページとコレクションページは、標準の作り込みで足りることが多い領域です。ビルダーで作り替える前に、商品ページのSEOで挙げている範囲が埋まっているかを見てから判断すると、そもそもアプリが要らないと分かる場合があります。
まとめ
- 無料のまま本番でページを公開できるのはPageFlyだけです。ShogunのDraft Modeは下書き専用で、公開にはBuild $39/月からが必要になります。
- 管理画面の日本語UIはPageFlyが対応、Shogunは掲載ページに日本語未対応と明記されています。触る時間が長いアプリなので、この差は作業時間に直結します。
- 有料の入口は$24と$39ですが、上位はPageFlyがEnterprise $299、ShogunがAdvanced $499まで伸びます。
- 枚数の増やし方はPageFlyが5つごとに$5の刻み、ShogunはBuild $39/月で公開25ページ・Grow $199/月以上で無制限というプランの階段です。公開枚数が読めないうちは刻める側が扱いやすくなります。
- アンインストールしたときの扱いは正反対で、PageFlyは公開済みのページまで削除され、Shogunは公開済みページが静的HTMLとして残ります。いずれにしてもテーマのセクションで足りないかを一度確認してから入れてください。
参照元
価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。
アンインストール時にページとデータがどうなるかは、各開発元の公式ヘルプページを2026年8月27日に確認したものです。
アンインストールするとどうなるか(PageFlyヘルプセンター)・アンインストール後のページの扱い(Shogunサポートセンター)