Shopifyノウハウ

All in gift と AnyGift の比較。eギフトの月額と3%手数料で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

住所不要のeギフトを入れられるShopifyアプリ、All in giftとAnyGiftを2026年8月時点の掲載価格で比較します。eギフトの手数料はどちらも3%で同じ、違うのは月額$9.90と$199という入口の差と、のし・ラッピングまで含むかどうかです。

住所を知らない相手に贈れる「eギフト」で候補がこの2本に絞れているなら、比べる点はほとんど費用の構造に集約されます。先に結論を書きます。のし・ラッピングも含めてギフト対応をまとめたいならAll in gift、eギフトを主力の販路として作り込むならAnyGiftです。eギフトの取引にかかる手数料はどちらも3%で同じなので、差が出るのは月額の入口と、eギフトの外側にある機能です。

想定読者は、1〜3人で運営していて、母の日やお歳暮、誕生日のギフト需要をSNS経由で取りにいきたいストアです。この2本はどちらも無料プランがなく、14日間の無料体験だけで判断することになります。他の候補も見たいならShopifyギフト・eギフトアプリ比較8選に、のし専用やギフトカード系まで含めて8本並べてあります。ギフト以外も含めた全カテゴリの一覧はShopifyアプリおすすめ47選にあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

項目 All in gift AnyGift
無料枠なし(14日間の無料体験)なし(14日間の無料体験)
有料プラン通常ギフト $9.90/月/eギフト $9.90/月/通常ギフトPRO $49/月/eギフトPRO $49/月STANDARD $199/月/EXPERT $299/月/ENTERPRISE $600/月
手数料・従量eギフトのプランはeGift取引手数料3%(通常ギフトのプランは掲載に手数料の記載なし)STANDARDとEXPERTはeギフト購入手数料3%。ENTERPRISEは「営業担当者までお問い合わせください」
日本語UIあり(日本語のみ)あり(日本語・英語)
請求元Shopifyの掲載料金プラン(USD建て)Shopifyの掲載料金プラン(USD建て)
導入方式アプリをインストールして管理画面で設定ノーコード。タグ一行で導入できると掲載に記載
eギフト(住所不要)ありあり
のし・ラッピングあり掲載の機能説明に記載なし
複数の届け先配送分割複数配送eギフト(一度の決済で複数の配送先へ)
開発元Huckleberry, Inc.(ハックルベリー)AnyReach

価格はいずれも2026年8月時点の掲載ページの記載です。掲載は変わることがあるので、導入前に各アプリのページで確かめてください。

同じところ

  • どちらも「贈り主が受取人の住所を知らないまま贈れる」eギフトを持ちます。贈り主が買い、受取人がリンクを開いて自分の住所を入力し、そこから出荷が動く流れです
  • どちらも無料プランはなく、14日間の無料体験のあとは有料プランに入ります
  • どちらもeギフトの取引に3%の手数料がかかります。All in giftは「eGift取引手数料」、AnyGiftは「eギフト購入手数料」という掲載表記で、率は同じ3%です
  • どちらも管理画面を日本語で使えます

違うところ

1つ目は、月額の入口が約20倍ちがうことです。 All in giftのeギフトを使えるプランは$9.90/月から、AnyGiftはSTANDARDの$199/月からです。上位プランを見ても、All in giftのeギフトPROが$49/月、AnyGiftのEXPERTが$299/月で、価格帯が重なりません。ここで見落としやすいのは、手数料の率が同じだと差額が縮まらないという点です。eギフト経由の売上が月$5,000なら3%は$150で、合計はAll in giftが$159.90、AnyGiftが$349.00。売上が$20,000に増えても3%は両方$600になるだけで、差額は$189.10のまま動きません。率が違うアプリ同士の比較とは、ここが逆になります。

2つ目は、その$189.10が売上に対して重いかどうかです。 差額が固定である以上、判断は「月いくらのeギフト売上に対して$189.10を払うか」に還元されます。eギフト売上が月$5,000なら差額は売上の約3.8%に相当し、3%の手数料をもう1本乗せるのと同じ重さになります。月$20,000なら約0.95%、月$50,000なら約0.38%です。つまりAnyGiftの$199が見合うかどうかは、eギフトを月にどれだけ流すかで決まります。まだこれから立ち上げる段階でこの差を負う理由は、掲載の価格だけを見るかぎり見つかりません。

3つ目は、eギフトの外側をどこまで含むかです。 All in giftの掲載には、住所不要のeギフトに加えて、のし・ラッピング・配送分割が挙がっています。日本のギフト需要は「のしの表書きをどうするか」から始まることが多く、この1本でその手前まで面倒を見られます。AnyGiftの掲載で説明されているのは、eギフトの周辺を厚くする機能です。デジタルメッセージカードや贈り主名の入力、受取人が商品を選べる「選べるギフト(カタログギフト)」、一度の決済で複数の配送先へ送る複数配送eギフト、内祝いや景品のような大量購入でのeギフトURL発行、受け取った人をメルマガ登録や会員化につなげる導線などです。のし・ラッピングについては、掲載の機能説明に記載がありません。同じ「eギフト」でも、広く1本にまとめる方向と、eギフトの体験そのものを深くする方向で分かれています。

4つ目は、英語で出せるかどうかです。 All in giftは日本語のみの提供です。AnyGiftは日本語と英語に対応しているので、越境の顧客にも同じeギフトの導線を英語で見せられます。国内だけで完結しているストアには選定理由になりませんが、英語のストアフロントを併走させているなら、この1点でAnyGiftに寄ります。加えてAnyGiftの掲載には、Shopify Flowや複数の物流システムとの連携先が挙がっています。すでに外部の在庫・出荷システムを使っているなら、連携先の一覧に自社のものが入っているかを掲載ページで確かめてください。

All in gift が合う店 / AnyGift が合う店

All in giftが合う店:

  • のし・ラッピングも同時に用意したい。ギフト対応を1本で始めたい
  • eギフトをまず試す段階で、月額の固定費を$9.90に抑えたい
  • 1回の注文を複数の届け先へ分けて送る配送分割が要る
  • 日本語だけで運営していて、英語のストアフロントは持たない

AnyGiftが合う店:

  • eギフト経由の売上が月$20,000規模を見込め、月$189.10の差額が相対的に軽くなる
  • 受取人が商品を選べるカタログギフト型や、内祝い・景品のような大量発行が要る
  • eギフトで受け取った人を会員化して、そのあとのCRMまでつなげたい
  • 日本語と英語の両方でeギフトを出す必要がある

どちらを選んでも、eギフトを入れただけで注文が増えるわけではありません。ギフト需要は時期に張り付いていて、母の日やお歳暮に合わせた立ち上げの手順は新作リリース前チェックリスト、ギフト向けの割引やセット価格の組み方は割引設計の考え方にそれぞれ分けて書いています。

まとめ

  • eギフトの手数料はどちらも3%で同じです。差が出るのは月額の入口です。$9.90/月と$199/月で、約20倍ひらいています
  • 率が同じなので、規模が出ても差額は月$189.10で固定されます。売上$5,000なら売上の約3.8%、$20,000なら約0.95%の重さです
  • All in giftはのし・ラッピング・配送分割まで1本に入っています。AnyGiftの掲載はeギフトの体験を深くする機能に寄っていて、のし・ラッピングの記載はありません
  • 英語で出す必要があるならAnyGift(日本語・英語)、日本語だけならどちらでも足ります
  • 両方とも無料プランはなく、14日間の無料体験で判断することになります

参照元

この記事の価格・無料枠・対応言語・機能は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。料金はすべてUSD建ての掲載表記で、円換算はしていません。掲載内容は変わるので、導入前に各ページで最新の情報を確かめてください。アプリのアイコンは各掲載ページのものを、紹介のために縮小して載せています。

All in gift・AnyGift

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。