Shopifyノウハウ

CRM PLUS on LINE とチャネルトークの比較。送る側と受ける側で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

CRM PLUS on LINE とチャネルトークを、無料枠・課金の単位・LINEでできることの中身で比べます。2026年8月時点の掲載価格で、配信から入るか問い合わせ窓口から入るかの判断と、2本を併用する場合の順番まで整理しました。

LINEの友だちに自分から送りたいなら CRM PLUS on LINE、LINEに届いた問い合わせを他の窓口とまとめて受けたいならチャネルトークです。この2本はどちらも「LINE対応アプリ」として候補に挙がりますが、担当している層が違います。 片方を入れればもう片方の役目が埋まる、という関係ではありません。

この記事は、1〜3人で運営していて月に数十〜数百件の注文があり、LINE公式アカウントを持っている(またはこれから作る)ストアを想定しています。この2本に絞れているなら、比べる場所は機能の多さではなく「いま困っているのが送る側か受ける側か」です。他の候補も見たいなら、配信側はShopify LINE連携アプリ比較、窓口側はShopifyチャット・接客アプリ比較に一覧があります。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリにまとめています。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。価格は掲載どおりの米ドル建てで、円換算はしていません。掲載内容は変わることがあるので、導入前に各アプリのページで確かめてください。

項目 CRM PLUS on LINE チャネルトーク
無料枠Free(無料インストール)。ID連携ユーザー数100人まで。活用サポートは無料無料プラン(無料インストール)。掲載の無料プラン欄に上限の記載なし。接客チャット・社内チャット・メール/電話/LINE/Instagram連携・ボイス/ビデオMeet・FAQを含む
有料プランEntry $10/月(300人)/Growth $30/月(1,000人)/Advanced $200/月。段が上がる基準はID連携ユーザー数で、機能はどの段も同じearlyプラン $36/月($324/年で25%お得)/growthプラン $120/月($1,080/年で25%お得)。いずれも14日間の無料体験。段が上がると使える機能も増える
手数料・従量ID連携ユーザー数が2,001人以上は連携数に応じて課金(掲載に単価の記載なし)マーケティング機能を使う際に追加のSMSテキスト料金が発生する場合あり(掲載に単価の記載なし)
日本語UI対応(掲載の言語は日本語および英語)対応(掲載の言語は英語・韓国語・日本語)
請求元Shopify(掲載に外部請求の注記なし)Shopify(掲載に外部請求の注記なし)
導入方式LINE公式アカウントと接続し、購入完了ページやマイページにLINE連携・友だち追加のブロックを追加。連携先はチェックアウト・お客様アカウント・Shopify Flow・Shopify管理者ページサイトに接客チャットを設置し、メール・電話・LINE公式アカウント・Instagram・Slackを連携。連携先にチェックアウト
LINEへの配信チェックアウトリマインド(カゴ落ち)、発送完了やLINE連携をトリガーにしたステップ配信、顧客・購買データでのセグメント配信、タブ型リッチメニュー掲載にLINE公式アカウント連携とCRMマーケティング機能の記載あり。LINEでの配信内容そのものの明記はなし
問い合わせの受信記載なしメール・電話・LINE・Instagram・チャットの一元管理、統合型インボックス、チケット発行、AIエージェント「ALF」、FAQ・ヘルプセンター
ID連携・会員証会員IDとLINE IDの連携が中心機能。ソーシャルログイン、LINEログインでの自動友だち追加、LINEミニアプリ会員証は「Shopify Plusで利用可能になる追加機能」と掲載記載なし
顧客の自己解決Shopify Flowと連携した配信の自動化Shopify利用企業限定で、チャット上で注文キャンセル依頼・配送先住所変更・注文履歴確認を顧客自身が行えるアプリも提供

同じところ

  • どちらも無料プランがあり、無料インストールから始められます。カード情報を入れる前に試せます。
  • どちらも掲載の対応言語に日本語が含まれ、買い手に見える文言も管理画面も日本語で動きます。掲載上はどちらも開発元が日本に拠点を持つ表示です。
  • どちらも掲載に「Shopify請求書とは別の外部請求」の注記がありません。月額はShopifyの請求書に載り、解約もアンインストールと同じ場所で完結します。
  • どちらも有料の段が「顧客の数」で上がります。ただし数える単位は違い、CRM PLUS on LINE はID連携ユーザー数、チャネルトークはMU(連絡先管理の顧客数)で、チャネルトークは段ごとにシート数(基本シート・オペレーターシート)の上限も決まっています。会話数や通数では上がらない点は共通です。

違うところ

第一の違いは、掲載カテゴリーそのものです。 CRM PLUS on LINE は「マーケティング - その他」と「アカウントとログイン」に置かれ、掲載の説明は「Shopifyの顧客・購買データと連携した配信を可能にする」から始まります。チャネルトークは「チャット」カテゴリーで、説明は問い合わせ対応と接客から始まります。友だちが増えないことに困っているのか、返信が追いつかないことに困っているのかで、選ぶ側が決まります。

第二の違いは、無料枠の切れ方です。 CRM PLUS on LINE の無料枠はID連携ユーザー数100人までで、人数で切れます。無料プランの機能欄には、カゴ落ちのチェックアウトリマインドからセグメント配信、ステップ配信、タブ型リッチメニューまで有料と同じものが並びます。100人までは全機能を試せて、そこを超えると$10/月に上がる構造です。チャネルトークの無料プランには掲載上の上限がなく、代わりに使える機能が接客チャット・社内チャット・メール/電話/LINE/Instagram連携・ボイス/ビデオMeet・FAQに限られます。顧客情報の照会や統計、担当者の自動振り分けはearlyプラン($36/月、MU1,000〜3,000名・基本シート5〜10)からです。人数で切れるのが前者、機能で切れるのが後者です。

第三の違いは、LINEで何ができるかの中身です。 どちらの掲載にもLINE公式アカウントとの連携が書かれていますが、指している動作が逆です。CRM PLUS on LINE は、購買データで対象を絞って配信する、カゴ落ちのリカバリをLINEで送る、発送完了をトリガーにステップ配信を組む、という送信側です。チャネルトークのLINEは連携チャネルの1つで、LINE公式アカウントに来たメッセージをメールや電話やInstagramと同じ受信箱で扱う受信側です。「LINEでカゴ落ちを送りたい」をチャネルトークで満たそうとすると掲載の記述から外れ、「LINEに来た質問をスタッフ全員で共有したい」をCRM PLUS on LINE でやろうとしても掲載にその記載はありません。

第四の違いは、上に伸ばしたときの形です。 CRM PLUS on LINE は$10・$30・$200と刻みが粗く、Advancedの$200/月に上がるかどうかがはっきりした段差になります。さらにソーシャルログイン、LINEログインでの自動友だち追加、LINEミニアプリ会員証(店舗・EC共通の会員バーコード発行)は「Shopify Plusで利用可能になる追加機能」として掲載されています。店舗と共通の会員証が目的なら、プランの前にShopifyの契約自体が条件になります。チャネルトークは$36から$120で、上の段でAI機能とカスタムレポートが解放され、MUは最大100万名・シートは最大1,000まで伸びます。1〜3人の店なら、どちらも下2段で足ります。

CRM PLUS on LINE が合う店

  • LINE公式アカウントの友だちはいるが、Shopifyの購買データと結びついておらず、全員に同じ内容しか送れていない。
  • カゴ落ちのリカバリや発送完了の通知をメールだけでやっていて、開封されている実感がない。
  • 実店舗があり、店頭とECで同じ会員として扱いたい(会員証はShopify Plus前提であることを先に確認してください)。
  • まず費用をかけずに配信を試したい。ID連携100人までは無料で、有料の1段目も$10/月です。

チャネルトーク が合う店

  • LINE公式アカウントの受信箱、サイトのチャット、問い合わせメールを別々に開いていて、返信の抜けが出ている。
  • 電話とInstagram DMも同じ人が対応していて、どこまで返したかが記録に残っていない。
  • 「注文をキャンセルしたい」「住所を間違えた」の連絡が多く、買い手が自分で直せる導線が欲しい。
  • 対応する人が2人以上いて、担当の割り振りを決めたい(自動振り分けはearlyプランからです)。

併用したときにどうなるか

両方入れるのは成立します。CRM PLUS on LINE の掲載には「既にLINE関係ツールをご利用中の場合でも、当アプリはLINEのWebhook URLの転送機能を備えているため、併用も可能です」と明記されています。LINE公式アカウントに複数のツールをつなぐと片方が受け取れなくなるのが普通の詰まりどころなので、掲載で確認できる併用の根拠があるのは軽くない点です。ただしこの転送機能は、開発元の公式ガイドでは有料オプションで、転送先URL1つあたり$100/月と案内されています。一方で同じ開発元のFAQには「CRM PLUS on LINEはWebhookの設定を必須としないため、他社ツールとの併用も可能です」とあり、LINEのWebhookをチャネルトーク側に向ける組み方ならこのオプションは不要です。どちらの組み方になるかは契約前に開発元へ確認してください。配信はCRM PLUS on LINE、受信はチャネルトーク、という分担が両方の掲載どおりの使い方になります。

ただし月額は足し算です。ID連携が300人を超えて配信を続け、かつ担当の自動振り分けが必要になれば $30 + $36 = $66/月になります。これはアプリの月額だけの合計で、上のWebhook転送オプションを契約する組み方なら転送先URL1つあたり$100/月が上乗せされます。両方に無料枠があるので、片方は無料のまま置く前提で組んでください。なお CRM PLUS on LINE の再入荷通知は「AMP ‑ Back in Stockと連携した再入荷通知」と掲載されているので、再入荷通知が目的なら別アプリの Amp Back in Stock & Preorder +(無料枠は月10通、Starterは$19/月で月500通、掲載の対応言語は英語のみ)が前提になります。

どちらを先に入れるか

  1. LINEの友だち数がまだ二桁なら、先に CRM PLUS on LINE です。ID連携を仕込んでおかないと、配信したい時期に友だちを集め始めることになります。無料枠の100人はこの段階と噛み合います。
  2. 問い合わせが1日数件で、来る窓口がサイトのチャットとメールだけなら、チャネルトークを急ぐ必要はありません。無料の Shopify Inbox で一度実測してから決めるほうが、判断を間違えにくい順番です。
  3. LINEに問い合わせがすでに来ていて、返信が抜けているなら順番は逆です。取りこぼしは配信の遅れより直接的に売上と信用を削ります。チャネルトークを先に入れてください。
  4. メールとLINEのどちらに何を送るかがまだ決まっていないなら、アプリの前にそこを決めてください。メールとLINEの使い分けにまとめています。
  5. 問い合わせの中身が同じ質問の繰り返しなら、どちらを入れても件数は減りません。表示を直すほうが先に効きます。問い合わせを減らすページ設計を読んでから決めてください。

まとめ

  • CRM PLUS on LINE は送る側、チャネルトークは受ける側です。同じ「LINE対応」でも掲載カテゴリーが「マーケティング」と「チャット」に分かれています。
  • 無料枠の切れ方が逆です。CRM PLUS on LINE はID連携100人までで全機能が使え、チャネルトークは上限の記載がない代わりに使える機能が絞られます。
  • 有料の1段目は $10/月 と $36/月。どちらも掲載に外部請求の注記がなく、Shopifyの請求書に載ります。
  • ソーシャルログイン・LINEログインでの自動友だち追加・LINEミニアプリ会員証は、掲載上Shopify Plusで使える追加機能です。
  • 併用は掲載で明記されています(Webhook URLの転送機能)。ただし月額は足し算になるので、片方は無料枠のまま置く前提で組んでください。

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

CRM PLUS on LINE|LINE連携で売上UP・チャネルトーク|AI接客×24時間CS対応・Amp Back in Stock & Preorder +・Shopify Inbox

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。