Shopifyノウハウ

Shopify LINE連携アプリ比較5選。3つの層と無料枠の人数で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

ShopifyのLINE連携アプリ5本を比較します。LINE連携はID連携・公式アカウントからの配信・接客チャットの3層に分かれ、必要な層で選ぶアプリが変わります。無料枠が切れる人数の違いも含めて、2026年8月時点の掲載価格で整理しました。

ShopifyでLINEを使おうとしてアプリを探すと、「LINE連携」と名乗るアプリが並びます。ところが中身は同じではありません。先に結論を書きます。この5本はどれも無料で始められます。だから無料かどうかは選ぶ基準になりません。効いてくるのは、そのアプリがLINE連携のどの層を担当しているかと、無料枠が何人で切れるかの2点です。

この記事は、1〜3人で運営していて、LINE公式アカウントをすでに持っている(またはこれから作る)ストアを想定しています。メールとLINEをどう役割分担させるかという手前の話はメールとLINEの使い分けにまとめてあるので、配信設計そのものをまだ決めていないなら先にそちらを読んでください。ここでは、アプリを入れると決めたあとの選び方だけを扱います。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。料金はいずれもUSD建ての掲載表記で、内容は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。

アプリ無料枠有料プラン日本語特徴
CRM PLUS on LINE無料インストール(ID連携100人まで)Entry $10/月(300人)/Growth $30/月(1,000人)/Advanced $200/月(2,001人以上はID連携数に応じ課金)対応(日・英)LINEのID連携とセグメント配信
Lipify(LINE連携アプリ)オンラインストアーフリー(ID連携120アカウントまで)オンラインストアースターター $9/月(350アカウント)/POS連携ーエントリー $18/月(120)/POS連携ースターター $27/月(350)※350超は個別問い合わせ対応(日本語のみ)店頭でのID連携とShopify POS連携(会員バーコード発行)
StoreCRM|LINE連携|メール+LINE配信無料プラン(アクティブ顧客300人まで/30日間無料体験)StoreCRM for LINE $9/月(LINE ID連携500人まで・超過は従量)/スタンダード $15/月(アクティブ顧客500人まで)/上位にプロプラン対応(日本語のみ)メールとLINEを1つのシナリオで配信。再入荷通知・お気に入り・誕生日通知は$65以上のプランから
おみせコネクト(LINE連携)無料(ID連携50人まで全機能)50人超は、ターゲティングメッセージ経由の注文が発生した場合のみ従量課金(掲載ページに金額の記載なし)対応(日本語のみ)カゴ落ちリマインド・再入荷通知・友だち追加ポップアップ
チャネルトーク無料プラン(掲載に上限の記載なし/14日間無料体験)early $36/月($324/年)/growth $120/月($1,080/年)対応(英・韓・日)接客チャット+CRM+AI。メール・電話・LINE・Instagramを1画面に統合

同じ「LINE連携」でも、この5本が触っている場所は違います。次でその違いを整理します。

選び方の軸

第一に、LINE連携は3つの層に分かれます。どの層が欲しいのかを先に決めないと、比較そのものが噛み合いません。

  1. ログインとID連携の層。Shopifyの顧客とLINEアカウントを結びつける部分です。ここが繋がって初めて「誰に何を送るか」が成立します。
  2. 公式アカウントからの配信の層。ID連携した友だちに、セグメントを切ったメッセージ、カゴ落ちのリマインド、再入荷の通知などを送る部分です。売上に直接効くのはここですが、1がなければ動きません。
  3. 接客チャットの層。買い手からの問い合わせをLINEで受け、メールや他のSNSと同じ画面で返す部分です。送るのではなく受ける側の機能です。

CRM PLUS on LINE・Lipify・StoreCRM・おみせコネクトの4本は1と2を担当し、チャネルトークは3を担当します。3のアプリを入れても配信はできませんし、逆も同じです。両方が要るなら2本入れることになります。

第二に、無料枠が切れる人数です。上の4本はいずれもID連携した人数を基準にしていますが、境目が大きく違います。おみせコネクトが50人、CRM PLUS on LINEが100人、Lipifyが120アカウント、StoreCRMが300人(マーケティング許可済み、またはLINE ID連携済みのアクティブ顧客)です。友だちが増えるスピードで、無料でいられる期間が決まります。月に数十人ずつ連携が増える規模なら、50人と300人では体感がまったく違います。

第三に、超えたあとの上がり方です。CRM PLUS on LINEは$10→$30→$200、Lipifyは$9→$27(350アカウント超は個別問い合わせ)、StoreCRMは$9→$15と、いずれも人数で区切った月額の階段になっています。一方おみせコネクトは、50人を超えても固定の月額が発生するのではなく、ターゲティングメッセージ経由で注文が発生した場合のみの従量課金という形です。ただし掲載ページにその金額の記載はありません。成果報酬型は当たらなければ払わずに済む反面、月いくらかを事前に見積もれないので、そこを許容できるかで評価が分かれます。

第四に、店頭を持っているかどうかです。この軸だけは、5本のうち選択肢が1本に絞られます。

各アプリの位置づけ

CRM PLUS on LINE は、LINEのID連携とセグメント配信を掲載機能の中心に置いたアプリです。無料インストールでID連携100人まで、Entryが$10/月で300人、Growthが$30/月で1,000人、Advancedが$200/月で2,001人以上のID連携数に応じた課金という段になっています。対応言語は日本語と英語。オンラインストア中心で、まずID連携を貯めてセグメント配信を回したい店の、標準的な入口になる並びです。$10と$30の段が細かいので、友だちが数百人の段階でも月額を抑えたまま運用できます。配信をリピート施策全体にどう組み込むかはリピート率を上げるを合わせて読んでください。

Lipify(LINE連携アプリ) は、プランがオンラインストア用とPOS連携用に分かれているのが特徴です。オンラインストアーフリーは無料インストールでID連携120アカウントまで、オンラインストアースターターが$9/月で350アカウント。POS連携ーエントリーは$18/月(120アカウント)、POS連携ースターターは$27/月(350アカウント)で、店頭での会員登録と会員バーコードの発行、Shopify POSとの連携が加わります。ほかにdotdigital連携によるメール・LINE配信の最適化、ポイントとクーポンの共通化が掲載されています。350アカウントを超える場合は個別問い合わせです。この5本のうち店頭とShopify POSまで踏み込んでいるのはこのアプリだけなので、実店舗とECの会員を1つにまとめたいなら第一候補になります。逆にオンラインだけなら、POS向けプランの価格差を払う理由はありません。対応言語は日本語のみです。

StoreCRM は、掲載名が「StoreCRM|LINE連携|メール+LINE配信」となっているとおり、メールとLINEを1つのシナリオで扱う立ち位置のアプリです。無料プランはアクティブ顧客300人まで(マーケティング許可済み、またはLINE ID連携済みの顧客)で、LINE連携、タブ型リッチメニュー配信、メールとLINEの手動・自動配信、基本の自動配信シナリオ、セグメント配信、メールエディター、AI商品レコメンド、解析・レポートまでが無料の範囲に入っています。有料はStoreCRM for LINEが$9/月(LINE ID連携済み顧客500人まで、超過は従量。メール配信は月100通まで無料)、スタンダードが$15/月(アクティブ顧客500人まで、501〜5,500人は従量、5,501人以上は自動でプロプランへ移行)です。注意点が1つあります。再入荷通知・お気に入り(ウィッシュリスト)・誕生日通知は$65以上のプランから利用可能と掲載されており、無料プランには含まれません。再入荷通知を目当てに入れると届かないので、その運用が主目的ならお気に入りと再入荷通知を組み合わせるも見てから判断してください。30日間の無料体験がつきます。

おみせコネクト(LINE連携) は、掲載が単一プランの「無料」だけという珍しい形です。ID連携50人までは全機能が無料で、50人を超えてもターゲティングメッセージ経由の注文が発生した場合のみ従量課金という成果報酬型になっています。ただし掲載ページにその金額の記載はなく、詳細は外部の価格ページへの誘導リンクになっているため、金額は導入前に自分で確認する必要があります。掲載されている機能は、顧客データを使ったLINEメッセージ配信、閲覧・購入履歴に基づくリマインド配信、カゴ落ちリマインド配信、再入荷通知、LINE友だち追加のポップアップバナーです。カゴ落ちと再入荷が固定費なしの範囲に入っているのは、友だちがまだ数十人しかいない立ち上げ期には有利に働きます。半面、50人という境目は他の3本より早く来ます。対応言語は日本語のみです。

チャネルトーク だけは層が違います。接客チャットにCRMとAIを載せたアプリで、メール・電話・LINE・Instagramからの問い合わせを1つの画面にまとめられると掲載されています。無料プラン(無料インストール)があり、有料はearlyが$36/月($324/年)、growthが$120/月($1,080/年)、14日間の無料体験つきです。対応言語は英語・韓国語・日本語。掲載ページには無料プランの上限(席数や利用者数)の記載がないため、無料でどこまで運用できるかは掲載からは判断できません。問い合わせがLINEに集まっていて、その返信だけメールと別の場所で捌いている状態なら効きます。そもそもの問い合わせを減らす打ち手は問い合わせを減らすにまとめました。なお配信はこのアプリの担当ではないので、配信も要るなら上の4本のどれかとの2本立てになります。

番外: LINEログインだけを足したい場合

「LINEログイン」で検索すると、HIKOソーシャルログインのようなソーシャルログインアプリも候補に出てきます。ただしこれは層が違います。会員登録・ログインの入口を増やすアプリであって、LINE公式アカウントとの連携(セグメント配信・カゴ落ち・再入荷通知)は担当しません。掲載されているのは、無料プランで18のソーシャルメディアプラットフォームへの接続と1日最大30回までのログイン、プロフェッショナルが$2.49/月でログイン回数無制限と顧客情報収集、プレミアムが$4.99/月でGoogle One Tap・Apple・Xログイン、メールリンクログイン、Klaviyoなどとの連携です。対応言語には日本語が含まれます。ひとつ確認が要る点として、その18のプラットフォームにLINEが含まれるかどうかは掲載ページ本文からは読み取れませんでした。ログインの入口を増やしたいだけなら候補になりますが、LINEを名指しで使いたいなら対応プラットフォームの一覧を導入前に確かめてください。

迷ったときの決め方

上から順に当てはまるものを探して、1〜2本に絞ってください。

  1. 店頭があり、Shopify POSと会員を共通化したい。→ Lipifyの POS連携プラン。この5本では他に選択肢がありません。
  2. オンラインだけで、まずID連携を貯めてセグメント配信を回したい。→ CRM PLUS on LINE。100人までは無料で、そのあとも$10・$30と細かく上がります。
  3. メールとLINEを同じシナリオで併走させたい、または無料のまま300人まで粘りたい。→ StoreCRM。ただし再入荷通知が要るなら$65以上のプランが前提になります。
  4. 友だちがまだ数十人で、カゴ落ちと再入荷を固定費ゼロで試したい。→ おみせコネクト。50人の境目と、超えたあとの従量条件を先に確認してください。
  5. 送るより受けるほうが課題で、問い合わせがLINEに集まっている。→ チャネルトーク。配信も要るなら1〜4のどれかと2本立てにします。

どれも無料の範囲で始められるので、迷ったら友だちが50人を超えるまでに1本試し、切れ方を見てから乗り換えても遅くありません。乗り換え時にID連携をやり直す手間がかかる点だけは見込んでおいてください。

まとめ

  • LINE連携は、ID連携・公式アカウントからの配信・接客チャットの3層に分かれます。必要な層を決めてから比較してください。
  • 5本ともコストゼロで始められます。差が出るのは無料枠が切れる人数で、おみせコネクト50人・CRM PLUS on LINE 100人・Lipify 120アカウント・StoreCRM 300人です。
  • チャネルトークは配信ではなく問い合わせを受ける側のアプリです。無料プランの上限は掲載ページに記載がありません。
  • StoreCRMの再入荷通知・お気に入り・誕生日通知は$65以上のプランからです。無料プランでは使えません。
  • おみせコネクトの50人超は成果報酬型の従量課金で、掲載ページに金額の記載がありません。月額を事前に見積もりたい場合は他の3本のほうが読めます。
  • 店頭とShopify POSまで会員を共通化するなら、この5本ではLipifyだけが該当します。

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

CRM PLUS on LINE・Lipify(LINE連携アプリ)・StoreCRM|LINE連携|メール+LINE配信・おみせコネクト(LINE連携)・チャネルトーク・HIKOソーシャルログイン

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。