Shopifyノウハウ

Shopify SEOアプリ比較7選。無料枠・日本語対応・機能範囲で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

ShopifyのSEOアプリ7本を2026年8月時点の掲載価格で比較します。Shopifyが自動でやる範囲を除くと、アプリで差が出るのはメタとaltの一括処理・構造化データ・404とリダイレクトの3つ。無料枠の切れ方と日本語対応で整理しました。

SEOアプリは「入れれば順位が上がる」ものではありません。先に結論を書きます。サイトマップ・canonical・robots.txtはShopifyが自動で出しているので、アプリを入れても技術要件の土台は変わりません。SEOアプリで実際に差が出るのは、次の3つの作業だけです。

  1. メタタイトル・meta description・画像altの一括処理と、画像の圧縮
  2. 構造化データ(JSON-LD)の追加
  3. 404の検出と、リダイレクトの管理

この3つのうち自分の店に要るのがどれかを決めないまま比べると、どのアプリも「全部入り」に見えて選べません。Shopifyが自動でやる範囲と自分でやる範囲はShopify SEO対策の全体像に整理してあるので、まだ読んでいなければそちらが先です。

この記事は、1〜3人で運営していて商品数が数十〜数百、SEOに割ける時間が週に数時間というストアを想定しています。その規模なら、監査レポートや順位追跡の機能より、上の3つを何分で終わらせられるかのほうが効きます。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。価格は2026年8月時点のもので、掲載は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。

アプリ無料枠有料プラン日本語特徴
SearchPieスターター無料(画像圧縮50枚・AIタグ50個)プレミアム $39/月、エンタープライズ $99/月対応言語に含むSEO監視・画像圧縮・スキーマ・404修正
Sherpas: Smart SEOFreeプランありPro $14.99/月、Business $24.99/月、Premium $49.99/月(年払い17%オフ)対応言語に含むメタ・画像・リンク切れ・リダイレクトを一通り
SEOキング無料の基本(ALT・メタタイトル・メタ説明の更新が無制限)500ページ $9.99/月、5,000ページ $13.99/月、20,000ページ $16.99/月対応言語に含む機能タグのカバー範囲が最も広い部類
Avada SEO 高速化と画像最適化無料(月50製品の最適化・Alt最適化・基本速度アップ)プロ $34.95/月、エンタープライズ $99/月掲載に「日本語に翻訳されていません」画像最適化と表示速度が主軸
Plug in SEOなし(14日間の無料体験のみ)Lite $29.99/月、Standard $49.99/月、Premium $79.99/月英・独・仏・西(日本語なし)監査とキーワード調査が主軸
Yoast SEOなし(14日間の無料体験のみ)Premium $19/月(年払い$190)英語のみメタ・構造化データ・コンテンツ分析
Ilana’s JSON‑LD for SEOなし(7日間の無料体験のみ)Annual Pro $399/年(月額プランなし)英語のみ構造化データに特化

無料プランがあるのは上の4本、無い(体験期間だけ)のが下の3本です。この線が価格以上に大きい差になります。無料枠のあるアプリは、入れて設定して合わなければ抜く、という試し方ができるのに対し、下の3本は体験期間内に判断を終える必要があります。

選び方の軸

軸は3つで足ります。

第一に、無料枠がどこで切れるかです。SEOキングの無料枠はメタとALTの更新が無制限で、ページ数の上限は有料プラン側の区分になっています。Avadaは月50製品まで。SearchPieは画像50枚とAIタグ50個という「回数」で切れます。Smart SEOはFreeプランの範囲内で、リンク切れや画像最適化の件数が上位プランで広がる構成です。商品数が50を超えるストアなら、Avadaの無料枠は初回の一括処理で使い切る前提で見たほうが現実的です。

第二に、日本語です。掲載ページの対応言語に日本語が含まれるのはSearchPie・Smart SEO・SEOキングの3本だけで、残る4本は掲載上、日本語に翻訳されていません。ただしSEOアプリは管理画面で完結する道具なので、買い手の目に触れる文言がほぼ無い点はレビューアプリなどと事情が違います。英語の管理画面に抵抗がなければ、日本語の有無だけで4本を落とす必要はありません。逆に、設定を人に引き継ぐ予定があるなら日本語対応の3本に寄せるのが無難です。

第三に、機能の範囲です。冒頭の3つの作業に対して、各アプリの掲載機能タグを整理すると次のようになります。

アプリメタ・alt・画像の一括構造化データ404・リダイレクト
SearchPie○(画像圧縮・AIタグ)○○
Sherpas: Smart SEO○○○
SEOキング○○○
Avada SEO○(無料は月50製品)○○
Plug in SEO○○△(リンク切れ検出のみ)
Yoast SEOメタのみ(画像は対象外)○×
Ilana’s JSON‑LD for SEO×○×

この表は掲載ページの機能タグにもとづく整理です。タグの有無と実際の機能の有無が完全に一致するとは限らないので、必須の機能がある場合は各掲載ページで確認してください。

各アプリの位置づけ

SearchPie は、SEO監視・画像圧縮・スキーマ・404修正を1本でまかなうタイプです。無料のスタータープランは画像50枚の圧縮とAIタグ50個という回数制で、上は月$39と月$99の2段。日本語に対応していて7日間の無料体験もあるため、まず日本語の画面で全体像を掴みたい場合の入口になります。ただし有料に上がったときの月$39は、この記事の想定規模だと安い金額ではありません。無料枠の50件でどこまで片付くかを先に見てから判断してください。

Sherpas: Smart SEO は、メタ・画像・リンク切れ・リダイレクト・サイトマップを広くカバーし、価格帯も$14.99/月からと中間に位置します。無料プランがあり、有料は7日間の無料体験つき。上位プランの違いはリンク切れのスキャン対象ページ数、画像最適化の枚数、AI生成の回数といった「量」で、機能そのものの差ではありません。数百商品規模で一括処理を回したいストアの標準解になりやすい構成です。

SEOキング は、掲載の機能タグで見るかぎりカバー範囲がいちばん広い部類で、パンくずリストのタグまで付いています。日本語対応。無料の基本プランでALTテキストとメタタイトル・メタ説明の更新が無制限に使え、有料はページ数で$9.99/$13.99/$16.99の3段と、比較した中では最も安い価格帯です。年払いの割引も掲載されています。「メタとaltを一括で直したいだけ」なら、無料の基本プランで用が足りる可能性があります。

Avada SEO 高速化と画像最適化 は、名前のとおり画像最適化と表示速度が主軸です。無料プランで月50製品の最適化とAlt最適化が使え、有料のプロが$34.95/月で画像最適化が無制限になります。掲載ページには日本語に翻訳されていない旨が明記されています。商品画像が重くて表示が遅い、という課題が先に立っているストア向けで、その場合はアプリ棚卸しと表示速度の観点とセットで見たほうが判断が早くなります。

Plug in SEO は、監査レポートとキーワード調査に軸足のあるアプリです。最下位のLiteで$29.99/月、無料プランはなく14日間の体験のみ。プラン差はスキャンできるページ数(200/2,000/無制限)とAIキーワード調査の対象ページ数です。掲載タグにはリンク切れ検出はありますが、404ページやリダイレクトのタグは付いていません。「何を直すべきかのリストが欲しい」段階のストア向けで、直す作業そのものを速くする道具ではない点は分けて考えてください。

Yoast SEO はWordPress界隈で知られたブランドのShopify版ですが、掲載の機能タグはメタタグ・JSON-LD・一括編集・コンテンツ分析などに絞られていて、画像最適化・404/リダイレクト・サイトマップのタグは付いていません。価格はPremium $19/月の1本、無料プランなし、対応言語は英語のみ。ブログ記事を継続的に書いていて、本文の読みやすさやキーワードの使い方を見てもらいたい、という使い方に寄ったアプリです。

Ilana’s JSON‑LD for SEO は構造化データ専用です。価格は$399/年の年額プラン1本で月額はなく、無料プランもありません(7日間の体験あり)。掲載タグはパンくず・リッチスニペット・スキーマ・監査などで、メタや画像の一括処理は対象外です。リッチリザルトの出方を厳密に管理したい規模のストア向けで、この記事の想定規模だと年$399は過剰になりやすい価格です。構造化データそのものの考え方はパンくずリストと構造化データの関係で整理しています。

当社の BREADCRUMBS は、上の7本と違ってSEOの全部入りアプリではありません。パンくずリストの表示と、そのBreadcrumbList構造化データの出力だけを行う単機能アプリです。商品ページ・コレクションページ・ブログ記事に表示でき、theme app extensionとして動くのでテーマコードの編集は不要です。

価格は$1.99/月、年払いは$19.10で、7日間の無料体験がつきます。無料プランはありません。

正直に書いておくと、メタタイトルの一括生成も、画像altや画像圧縮も、404の検出もできません。冒頭に挙げた3つの作業のうち、対応するのは構造化データの一部だけです。ですから、メタとaltを数百件まとめて直したいストアは上の7本から選ぶことになりますし、SEOアプリを何本も入れたくないのであればパンくず機能を含むSEOキングやAvadaを1本で通す選択もあります。

それでもこのアプリを分けて作っているのは、パンくずが「SEOの一機能」ではなく回遊導線そのものだからです。テーマにパンくずが無い場合の選択肢はShopifyでパンくずリストを設定する方法にまとめてあります。テーマ編集で足りるならアプリは要りません。

迷ったときの決め方

条件で分けます。

  1. メタとaltを一括で直したいだけ、費用は最小限に → SEOキングの無料の基本プランから。足りなければ$9.99/月に上げる
  2. メタ・画像・リンク切れ・リダイレクトを1本でまとめて回したい → Sherpas: Smart SEO。無料プランで試してから$14.99/月を判断する
  3. 画像が重くて表示速度が課題 → Avada。ただし無料枠は月50製品なので商品数を先に数える
  4. 日本語の画面で全部入りを試したい → SearchPie。有料が$39/月である点を織り込んでおく
  5. 直す前に「何が問題か」の一覧が欲しい → Plug in SEO。ただし無料プランはなく14日間の体験のみ
  6. 構造化データだけを厳密にやりたい → JSON-LD for SEO。年$399を許容できる規模かで決まる
  7. パンくずだけ足りない → BREADCRUMBS(当社)か、テーマ編集

どれを入れても、直したメタやaltが検索結果にどう出たかはSearch Consoleの見方で確認する必要があります。アプリは作業を速くするだけで、効果の判定は別の道具の仕事です。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

まとめ

  • Shopifyがサイトマップとcanonicalを自動で出す以上、SEOアプリで差が出るのはメタ・altの一括処理、構造化データ、404とリダイレクトの3つに絞られます
  • 無料プランがあるのはSearchPie・Smart SEO・SEOキング・Avadaの4本。Plug in SEO・Yoast・JSON-LD for SEOは体験期間だけです
  • 掲載ページの対応言語に日本語が含まれるのはSearchPie・Smart SEO・SEOキングの3本。ただしSEOアプリは管理画面で完結するため、英語でも実害は小さめです
  • 価格帯はSEOキングの$9.99/月からJSON-LD for SEOの$399/年まで開きます。機能の多さではなく、自分がやりたい作業がどれかで選んでください
  • 実際の書き方の型は商品ページのSEOにあります。アプリは一括処理の道具であって、文言を考える仕事は残ります

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

SearchPie・Sherpas: Smart SEO・SEOキング・Avada SEO 高速化と画像最適化・Plug in SEO・Yoast SEO・Ilana’s JSON‑LD for SEO・BREADCRUMBS(当社)

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。