Shopifyノウハウ

Shopify配送日時指定アプリ比較4選。無料枠と配送会社プリセットで選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

Shopifyの配送日時指定アプリ4本を、2026年8月時点の掲載価格で比較します。無料で通せるのはどれか、配送会社のプリセットや置き配まで持つのはどれか、リードタイムと休業日の設定がどこまで細かいかを軸に整理しました。

配送日時指定のアプリは、機能一覧を並べるとどれも同じに見えます。先に結論を書きます。4本のうち、完全に無料で全機能を使えるのは1本だけです。残りは月額$1.99から$19.80の幅に分かれます(うち1本は機能を絞った無料プランを持っています)。そして料金より差が大きいのは、配送会社のプリセットや置き配といった「日本の配送の現実」をアプリ側が持っているかどうかです。

この記事は、1〜3人で運営していて、ギフトや生鮮など日時指定の希望が実際に来ているストアを想定しています。そもそも日時指定を受けるべきかどうかの判断はお届け日・時間帯の希望に対応するに整理してあるので、この記事は「受けると決めた後、どのアプリを入れるか」だけを扱います。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。価格はいずれも2026年8月時点のもので、掲載は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。

アプリ無料枠有料プラン日本語特徴
配送日時指定 .ampなし(14日間の無料体験)NORMAL $9.80/月・ADVANCED $19.80/月あり出荷伝票CSVの出力。ヤマトB2クラウドAPI連携は$0.05/件の従量
カレンダーマスター ‑ 配送日時指定なし(14日間の無料体験)$9.80/月の単一プランあり(日本製・導入サポートの記載)締め時間・休日・選択不可日を細かく設定
配送日指定.JP全機能を無料(機能制限なしと明記)なしあり配送会社4社のプリセット・置き配・離島判定
基本の配送日時指定無料プランあり$1.99/月(7日間の無料体験)ありカートに希望日・時間帯の欄を足す最小構成

無料枠の「切れ方」がそれぞれ違います。配送日指定.JPは切れません。基本の配送日時指定は無料プランと$1.99/月の2段構えです。カレンダーマスターと配送日時指定 .ampは体験期間が終われば有料に移ります。

選び方の軸

このカテゴリで見るべき点は4つです。順に見ていきます。

  1. 無料枠があるか — 無料プランがあるのは配送日指定.JPと基本の配送日時指定の2本だけです。他の2本の「無料」は14日間の体験であって、無料プランではありません
  2. 配送会社のプリセットと置き配を持つか — ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便・西濃運輸の都道府県別配送日数や置き配の選択肢を、アプリ側が標準で持っているかどうか。持っていない場合は自分でリードタイムを組み立てることになります
  3. リードタイム・休業日・締め時間の細かさ — 定休日、注文締め時間、選択不可日、商品別のリードタイム。ここが粗いと「守れない日付」を選ばせてしまいます
  4. 従量課金の有無 — 月額に加えて件数課金が乗るかどうか。配送日時指定 .ampはヤマトB2クラウドAPI連携が$0.05/件です

送り状(伝票)連携を掲載ページで明記しているのは配送日時指定 .ampだけです(出荷伝票CSVと、ヤマトB2クラウドのAPI連携)。配送日指定.JPと基本の配送日時指定は注文CSVの出力があると書かれていますが、それが送り状発行システムでそのまま読める形式かどうかは掲載ページからは判断できません。出荷ツールと組み合わせる前提なら、テスト注文を1件通してCSVの列を目で見るのが確実です。送り状側のアプリは送り状発行・出荷アプリ比較で別に扱っています。

各アプリの位置づけ

配送日指定.JP(開発元: ARMERIA)は、掲載ページで「有料プランや機能制限はなく、全機能を全ストアで利用できます」と明記されている無料のアプリです。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便・西濃運輸の4社プリセットと47都道府県別の配送日数を標準で持ち、配送種別ごとの時間指定・置き配オプション、商品別リードタイム、休業日と祝日の自動除外、離島判定まで掲載されています。商品ページに「お届け目安」や「翌日配送バッジ」を出す機能もあります。機能の幅で言えば今回の4本で最も広く、まず試す候補になります。費用がかからないぶん、導入時はテスト注文を1件通して、選べる日付と自店の発送準備日数が噛み合っているかを確認してから本番に出してください。

カレンダーマスター ‑ 配送日時指定(開発元: TAM EC)は$9.80/月の単一プランで、14日間の無料体験が付きます。掲載されている機能は、カート画面での配送日時選択、選択値の受注データへの取り込みと注文確認メールへの記載、最短お届け日とお届け可能期間の設定、配送指定の必須化、配送指定を必須にする商品と不可にする商品の個別設定、注文締め時間・ストアの休日・選択不可日の設定、注文メタフィールドを使ったShopify Flowなどとの連携、CSSでのデザイン調整です。日本製で導入サポートも承ると書かれており、設定の細かさとサポートの窓口にお金を払うタイプの選択肢です。配送会社連携や置き配についての記述は掲載ページにありません。

基本の配送日時指定(開発元: karabiner.inc/カラビナテクノロジー株式会社)は、名前のとおり最小構成のアプリです。無料プランがあり、有料プランは$1.99/月、7日間の無料体験が付きます。カートに「お届け希望日」「お届け希望時間帯」の入力欄を足し、お届け日時に関する注記やURLを表示でき、最短お届けリードタイムの範囲指定、定休日設定の考慮、時間帯の選択肢の自由記入、営業日カレンダーの表示に対応します。選択結果は注文属性に自動保存され、注文管理画面とCSVエクスポートで確認できます。配送会社連携や置き配の記述はありません。月数十件規模で、まず欄だけ用意したい店に向きます。

配送日時指定 .amp(開発元: &d)は、掲載名に「配送日時指定 & 出荷伝票CSV」とあるとおり、日時指定と出荷伝票CSVを1本で持つアプリです。NORMAL $9.80/月とADVANCED $19.80/月の2プランで、14日間の無料体験があります。ヤマトB2クラウドとのAPI連携は$0.05/件の従量課金として掲載されています。日時指定の欄を足すだけでなく、そのまま送り状データまでつなげたい店の選択肢です。配送会社のプリセットや置き配の記述は掲載ページにありません。

送料設計と離島の扱いは別の話

日時指定の欄を足しても、配送料と配送可能地域の設計が古いままだと問い合わせは減りません。この2つはアプリの選定とは別に決める必要があります。送料の閾値や地域別レートの組み立てはShopifyの送料設計に、沖縄・離島の追加送料や配送不可の設定は離島への配送をどう扱うかにまとめてあります。特に離島は、日時指定アプリ側が「離島判定」を持っていても送料ルール側が対応していないと、選べる日付と実際の到着日がずれます。置き配を選択肢に入れる場合の運用は置き配で再配達を減らすを参照してください。

迷ったときの決め方

条件で絞ります。

  1. 費用をかけずに、配送会社のプリセットや置き配まで含めて一通り揃えたい → 配送日指定.JP
  2. カートに希望日と時間帯の欄があれば十分で、月額も最小に抑えたい → 基本の配送日時指定
  3. 締め時間・選択不可日・商品別の指定可否を細かく作り込みたい、導入時に相談できる窓口がほしい → カレンダーマスター
  4. 日時指定と送り状データの出力を1本で済ませたい、ヤマトB2クラウドを使っている → 配送日時指定 .amp

どれを選ぶ場合も、入れる前に決めておくことが1つあります。発送準備に何日かかるかです。ここが決まっていないと、どのアプリでもリードタイムの初期値を入れられません。

まとめ

  • 4本のうち無料プランがあるのは配送日指定.JPと基本の配送日時指定の2本。他の2本の「無料」は14日間の体験
  • 配送会社4社のプリセット・置き配・離島判定まで掲載しているのは配送日指定.JPのみ
  • カレンダーマスターは$9.80/月の単一プラン。締め時間・休日・商品別の指定可否など設定の細かさが持ち味
  • 基本の配送日時指定は無料プランと$1.99/月。カートに欄を足す最小構成
  • 送り状連携を掲載で明記しているのは配送日時指定 .ampだけ(出荷伝票CSV・B2クラウド連携)。他はCSVの列をテスト注文で実物を見る
  • 日時指定を受けるかどうか自体の判断はお届け日・時間帯の希望に対応するを先に読む

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

配送日時指定 .amp ・ カレンダーマスター ‑ 配送日時指定 ・ 配送日指定.JP ・ 基本の配送日時指定

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。