Shopifyノウハウ

Shopify送り状発行・出荷アプリ比較6選。無料枠と請求元で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

Shopifyの送り状発行・出荷アプリ6本を、2026年8月時点の掲載価格で比較します。CSVを吐くだけの型、アプリ内で伝票を発行する型、配送料の決済まで込みの型の3方式に分けて、無料枠と請求元の違いを整理しました。

Shopifyの注文を送り状に変える方法を探すと、名前だけでは区別できないアプリが並びます。先に結論を書きます。この6本は、料金の前に3つの方式+1つの別枠に分かれます。①注文をCSVに書き出して送り状発行ソフトに渡す、②アプリの中で伝票そのものを発行する、③配送料の決済まで引き受ける、の3方式に、送り状発行を一機能として含む受注一元管理型(GoQSystem)が1本加わります。方式が決まれば、候補は自動的に1〜2本まで絞れます。

この記事は、1〜3人で運営していて、月に数十〜数百件を自分たちで梱包・発送しているストアを想定しています。すでにヤマトのB2クラウドや佐川のe飛伝を使っているか、まだ管理画面を見ながら手入力しているか。そのどちらかで、選ぶ方式が変わります。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。価格はいずれも2026年8月時点のもので、掲載は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。

アプリ無料枠有料プラン日本語特徴
Japan Order CSV限定Plan(1回100件まで)完全Plan $29.99/月(1回2,500件まで・30日間の無料体験)あり(日本語のみ)ヤマト・佐川・日本郵便向けの注文CSVを出力
ストアシス送り状CSV月50件の新規注文まで(カスタムフォーマット1件)スタンダード $9/月(注文数無制限・14日間の無料体験)ありB2クラウド・e飛伝・日本郵便・クリックポスト・エコ配。CP932出力と出力前チェック
配送マネージャーなし(30日間の無料体験)月間 $9.90/月・年間 $108.90/年ありヤマト・佐川・日本郵便3社の伝票作成、配送日時指定、追跡番号の通知
Ship&coなし(インストールは無料・30日間の無料トライアル)Ship&co側から外部請求。送り状を作らなくても最低 月額1,100円(税込)あり(英・仏・日)国内外の送り状発行に対応
プラスシッピングアプリの月額利用料は無料なし。かかるのは特別配送料のみ(Plus Shippingから外部請求)あり(日本語のみ)ヤマト・日本郵便・佐川の送り状発行と配送料の決済まで完結
GoQSystem無料インストールShopify請求とは別にGoQSystemからの外部請求がある場合あり(掲載に金額の記載なし)あり受注一元管理。西濃運輸・福山通運を含む各種送り状発行ソフトに対応

この表でいちばん読み違えやすいのは、右から2列目ではなく「誰に払うか」です。Shopifyの請求書に乗るのは上3本だけで、下3本はShopify以外から請求が来ます。金額の大小より先に、ここを見てください。

選び方の軸

1つ目は、3方式のどれを選ぶかです(受注一元管理型は後述)。 CSV型(Japan Order CSV/ストアシス送り状CSV)は、Shopifyの注文をキャリアのソフトが読める形に変換するだけのアプリです。伝票を刷るのはB2クラウドやe飛伝の側なので、いま使っているソフトと手順を変えずに済みます。アプリ内発行型(配送マネージャー/Ship&co)は、Shopifyの管理画面を起点に伝票の作成まで進み、追跡番号の書き戻しまでアプリが面倒を見ます。決済込み型(プラスシッピング)は、送り状の発行に加えて配送料の支払いまで同じ仕組みに乗せる形です。手を動かす回数は③→②→①の順に少なくなり、代わりに既存の運用を変える度合いは大きくなります。

2つ目は、請求元がShopifyか外部かです。 Japan Order CSV・ストアシス送り状CSV・配送マネージャーは、Shopifyの請求書にそのまま月額が乗ります。会計上はアプリ費用としてまとまるので、把握は簡単です。一方、Ship&coは掲載ページに「送り状作成がなくても最低インフラ料金 月額1,100円(税込)」と明記された円建ての外部請求で、プラスシッピングはアプリ料金が無料な代わりに特別配送料がPlus Shippingから請求されます。GoQSystemもShopify請求とは別に本体側の請求が発生する場合があります。外部請求の3本は、Shopifyの請求書だけを見ていても総額が分からない、という運用上の違いがあります。

3つ目は、対応キャリアの範囲です。 ヤマト・佐川・日本郵便の3社で足りるなら、6本すべてが候補に入ります。クリックポストやエコ配のような小型・低単価の送り方を混ぜているならストアシス送り状CSV、西濃運輸や福山通運といった大型貨物まで扱うならGoQSystemが、掲載上その名前を挙げている数少ない選択肢です。使うキャリアが1社に固定なら、対応数の多さは選定理由になりません。

各アプリの位置づけ

Japan Order CSV は、ヤマト・佐川・日本郵便向けのCSVを出すことに用途を絞ったアプリです。無料の限定Planは1回の出力が100件までで、完全Planは$29.99/月で1回2,500件まで、30日間の無料体験が付きます。無料枠の切れ方が「月あたりの累計」ではなく「1回の出力件数」である点が特徴で、1日ぶんの出荷を1回で吐き出す運用なら、1回100件はかなりの規模まで持ちます。逆にセール明けにまとめて数百件を処理する日があるなら、その日だけ分割するか有料に上げるかの二択になります。

ストアシス送り状CSV は、対応フォーマットの幅とCSVの品質に寄せたアプリです。ヤマトB2クラウド、佐川e飛伝、日本郵便、クリックポスト、エコ配の5系統に対応し、CP932での出力と出力前チェックを掲載しています。CP932は日本のキャリア側システムが読む文字コードで、ここが合わないと氏名や住所の一部が文字化けして取り込みで弾かれます。無料枠は月50件の新規注文までと控えめですが、$9/月のスタンダードで件数の上限が外れるので、価格の段差は小さいほうです。住所の表記ゆれや不備そのものを減らす話は住所ミスによる誤配を減らすに分けて書いています。

配送マネージャー は、CSVの受け渡しではなくアプリ内で発送伝票を作るところまでを引き受けます。ヤマト・佐川・日本郵便の3社に対応し、配送日時指定と追跡番号の通知を持っている点が、CSV型2本との一番の違いです。無料プランはなく、月間$9.90/年間$108.90の2択に30日間の無料体験が付きます。追跡番号を注文に反映してお客様へ知らせるところまで1本で完結させたい、という要望にそのまま答える構成です。発送までの日数をどう伝えるかは発送までの日数を伝えるに整理しました。

Ship&co は、国内と海外の送り状を同じ画面で発行できるアプリです。注意すべきは料金の形で、Shopify上は無料インストールですが、請求はShip&co側から届きます。しかも掲載ページには、送り状の作成がなくても最低インフラ料金として月額1,100円(税込)が発生すると書かれています。つまり出荷が少ない月でも固定費がかかる構造です。30日間の無料トライアルがあるので、海外発送の頻度と国内ぶんの手間の減り方を合わせて、その1,100円が見合うかを試用期間中に判断してください。

プラスシッピング は、この6本の中で唯一「アプリの月額利用料が無料」と掲載されているものです。かかるのはShopify事業者向けの特別配送料だけで、支払いはPlus Shippingへの請求書払いまたはクレジットカード払いになります。管理画面からヤマト・日本郵便・佐川の送り状発行と配送料の決済、配送日指定の追加までを完結させる設計です。ただし、これは配送料の支払い先を変える選択でもあります。すでにキャリアと直接契約していて運賃が決まっているストアでは、アプリの月額がゼロでも総額が下がるとは限りません。自店の送料設計そのものは送料設定の考え方を参照してください。

GoQSystem は、単体の送り状発行アプリではなく受注一元管理のシステムで、Shopify側のアプリはその連携口にあたります。複数のモール・カートの受注を同じ画面で処理し、5分ごとの在庫自動連携を持ち、配送伝票の作成から送り状番号の反映までを一括で扱います。対応先としてヤマト・佐川・日本郵便に加えて西濃運輸・福山通運といった送り状発行ソフトが挙げられているのも、他の5本にはない範囲です。Shopify上は無料インストールですが、Shopify請求とは別にGoQSystemからの外部請求がある場合があると明記されており、金額は掲載ページに書かれていません。Shopify1店舗だけで完結しているならまず不要で、モール併売の受注処理ごと乗り換えるかどうかの検討になります。

発送代行・WMSにつなぐなら

自分で梱包するのをやめる段階に来ているなら、送り状アプリではなく出荷連携のアプリを見ることになります。シッピーノは受注を取り込んで複数の物流サービスへ出荷指示を自動送信するアプリで、Amazon FBAやロジザードなどの外部倉庫システムとの連携、CSVでの出荷指示の自動化を掲載しています。OPENLOGIは物流代行(3PL)との在庫・出荷連携で、倉庫に在庫を預けて出荷を任せる形です。どちらもShopify上は無料インストールですが、実際の費用はShopifyの請求書には乗りません。シッピーノは利用料がシッピーノ株式会社から別途請求され(初月無料)、OPENLOGIは倉庫利用料と配送料がOPENLOGI側から請求されます。いずれも具体的な金額は掲載ページに書かれていないため、この記事では金額を示せません。導入を検討するなら、出荷件数と保管量を伝えて各社に見積もりを取るところからになります。

迷ったときの決め方

いまB2クラウドやe飛伝を問題なく使っていて、困っているのが「注文データを手で写す作業」だけなら、CSV型の2本です。使うキャリアがヤマト・佐川・日本郵便に収まるならJapan Order CSV、クリックポストやエコ配が混ざる、あるいは文字化けや取り込みエラーで手戻りが出ているならストアシス送り状CSVを先に試してください。どちらも無料枠があるので、まず自分の注文で1日ぶんを出力し、キャリア側のソフトが素直に読み込むかだけを確かめれば判断がつきます。

送り状ソフトの往復自体をやめたいなら、配送マネージャーかShip&coです。国内3社で完結し、追跡番号の通知まで1本で欲しいなら配送マネージャー。海外発送が定期的にあるならShip&coですが、出荷ゼロの月でも月額1,100円(税込)がかかることを前提に置いてください。配送料の支払いも含めて一本化したいならプラスシッピングが唯一の選択肢で、いまの運賃と比べてから決めるのが確実です。モール併売の受注処理ごと片付けたい場合だけ、GoQSystemの検討に進みます。

なお、送り状と同じタイミングで必要になる納品書・明細の出し方はShopifyの納品書ガイドにまとめてあります。送り状アプリはここを兼ねないことが多いので、別で用意する前提で考えておくと後で慌てません。

まとめ

  • 6本は3方式に分かれる。CSV型(Japan Order CSV/ストアシス送り状CSV)、アプリ内発行型(配送マネージャー/Ship&co)、決済込み型(プラスシッピング)、そして受注一元管理型のGoQSystem
  • 無料枠があるのはCSV型の2本。切れ方は「1回100件」と「月50件」で単位が違う
  • Ship&co・プラスシッピング・GoQSystemはShopify請求ではない。とくにShip&coは出荷がなくても最低 月額1,100円(税込)
  • クリックポスト・エコ配まで見るならストアシス送り状CSV、西濃運輸・福山通運まで要るならGoQSystem
  • 梱包そのものを外に出すならシッピーノ・OPENLOGI。どちらも費用は外部請求で、掲載ページに金額の記載がないため見積もりが要る

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

Japan Order CSV ・ ストアシス送り状CSV ・ 配送マネージャー ・ Ship&co ・ プラスシッピング ・ GoQSystem ・ シッピーノ ・ OPENLOGI

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。