Shopifyノウハウ

Ship&coとプラスシッピングの比較。月額と請求元、海外発送で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

Shopifyの送り状発行アプリ、Ship&coとプラスシッピングを2026年8月時点の掲載価格で比較します。出荷ゼロでも月額1,100円(税込)がかかる型と、アプリ料金が無料で運賃をPlus Shippingに切り替える型の違いを整理しました。

送り状アプリの候補がこの2本に絞れているなら、見るべきなのは機能の一覧ではなく費用の出どころです。先に結論を書きます。すでにキャリアと直接契約していて運賃が決まっているならShip&co、運賃の契約ごと切り替える前提ならプラスシッピングです。どちらも「Shopifyの管理画面から送り状を発行するアプリ」ですが、お金の流れがまったく違います。

想定読者は、1〜3人で月に数十〜数百件を自分たちで梱包・発送しているストアです。いまは注文画面を見ながら送り状発行ソフトに手入力しているか、CSVを往復させているか。そのどちらかで、この2本の見え方が変わります。他の候補も見たいならShopify送り状発行・出荷アプリ比較に6本並べてあります。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

項目 Ship&co プラスシッピング
無料枠なし(インストールは無料。30日間の無料トライアル)アプリの月額利用料が無料
有料プランShip&co側から外部請求。送り状を作らなくても最低インフラ料金 月額1,100円(税込)なし(月額利用料は無料)
手数料・従量掲載に送り状1件ごとの手数料の記載はなしShopify事業者限定の特別配送料のみ
日本語UIあり(英・仏・日)あり(日本語のみ)
請求元Ship&co(Shopify請求ではない)Plus Shipping(請求書払い/クレジットカード払い)
導入方式無料インストール後、アプリ内で送り状を発行無料インストール後、管理画面から送り状発行と配送料決済
対応キャリア掲載に個別のキャリア名の記載なし(国内外の送り状に対応)ヤマト・日本郵便・佐川
海外の送り状対応(掲載名も「国内外の送り状発行システム」)掲載に記載なし
配送料の決済掲載に記載なし管理画面から決済まで完結
配送日指定の追加掲載に記載なしあり

価格はいずれも2026年8月時点の掲載ページの記載です。掲載は変わることがあるので、導入前に各アプリのページで確かめてください。

同じところ

  • どちらもShopify上は無料インストールで、月額はShopifyの請求書には乗りません。請求はアプリの提供元から届きます
  • どちらもCSVを書き出して別ソフトに渡す型ではなく、アプリの中で送り状そのものを発行する型です
  • どちらも管理画面を日本語で使えます

違うところ

1つ目は、固定費があるかどうかです。 Ship&coの掲載ページには、送り状の作成がなくても最低インフラ料金として月額1,100円(税込)が発生すると書かれています。出荷が1件もない月でも、この金額はかかります。プラスシッピングは掲載の料金プランが「無料インストール、月額利用料無料」の1本だけで、アプリの利用に際して発生するのはShopify事業者限定の特別配送料のみと明記されています。つまり出荷がゼロの月の費用は、前者が1,100円、後者がゼロです。閑散期がはっきりある店では、この差が年間で効いてきます。

2つ目は、運賃を誰と契約しているかです。 Ship&coは送り状の発行を代わりにやるアプリで、運賃そのものは自店がキャリアと結んでいる契約のままです。すでに交渉した単価があるなら、それを維持したまま入力作業だけを減らせます。プラスシッピングは「特別配送料」で送る仕組みなので、運賃の契約先がPlus Shipping側に変わります。アプリの月額がゼロでも、支払う総額が下がるかどうかは自店の現行運賃との比較次第です。いまの単価を1件あたりいくらで出しているかを先に把握してから比べてください。送料をお客様にどう提示するかの設計は送料設定の考え方に分けて書いています。

3つ目は、海外発送です。 Ship&coは掲載名からして「国内外の送り状発行システム」で、国内と海外の送り状を同じ画面で扱えます。プラスシッピングの掲載に挙がっているのはヤマト・日本郵便・佐川の3社で、海外向けの送り状については記載がありません。越境の注文が定期的に入るなら、この1点でShip&coに決まります。逆に出荷先が国内だけなら、この差は選定理由になりません。

4つ目は、請求先が変わることの実務上の意味です。 プラスシッピングでは配送料の支払いがPlus Shippingへの請求書払いまたはクレジットカード払いになります。キャリアへの運賃支払いが1社ぶん減る代わりに、支払先が1つ増えます。Ship&coも請求はShip&co側からですが、こちらはアプリ利用料の請求で、運賃はキャリアへの支払いのまま残ります。どちらもShopifyの請求書を見ているだけでは総額が分からない構造なので、経理側にどう見えるかを先に決めておくと後で揉めません。

Ship&co が合う店 / プラスシッピング が合う店

Ship&coが合う店:

  • 海外発送が定期的にあり、国内と海外の送り状を同じ画面で出したい
  • すでにキャリアと交渉した運賃があり、その単価を変えたくない
  • 出荷が毎月コンスタントにあり、月額1,100円(税込)が1件あたりに薄まる
  • 管理画面を英語や仏語で使うスタッフがいる

プラスシッピングが合う店:

  • 出荷件数の波が大きく、少ない月の固定費をゼロにしたい
  • まだキャリアと直接契約しておらず、運賃の条件を持っていない
  • 送り状の発行と配送料の支払いを同じ仕組みにまとめたい
  • 出荷先が国内で、ヤマト・日本郵便・佐川の3社に収まる

まとめ

  • 費用の形が根本的に違う。Ship&coは出荷ゼロでも最低 月額1,100円(税込)、プラスシッピングはアプリの月額利用料が無料で特別配送料のみ
  • ただし「月額無料」は安いという意味ではない。プラスシッピングは運賃の契約先がPlus Shippingに変わるので、現行運賃との比較が必要
  • 海外発送があるならShip&co。プラスシッピングの掲載はヤマト・日本郵便・佐川の3社まで
  • 請求元はどちらもShopifyではない。Ship&coはShip&coから、プラスシッピングはPlus Shippingから(請求書払い/クレジットカード払い)
  • Ship&coには30日間の無料トライアルがあるので、海外ぶんの手間の減り方を試用期間中に測ってから決められます

発送までの日数をお客様にどう伝えるかは、どちらのアプリを選んでも別で決める話です。発送までの日数を伝えるにまとめてあります。

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。

Ship&co 国内外の送り状発行システム ・ プラスシッピング

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。