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Instagramからストアへの導線設計。フォロワー数より通り道の数

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

Instagramの投稿が伸びてもストアの売上が動かないのは、通り道が1本しかないからです。プロフィール・ストーリーズ・投稿本文のそれぞれで作れる導線と、計測できるリンクの付け方、記事を経由させる設計を整理します。

Instagramの運用は続いているのに、ストアの売上とつながっている実感がない——というのは珍しくありません。原因はコンテンツの質ではなく、通り道が1本しかないことが多いです。

先に結論を書きます。作るべき導線は3本です。

  1. プロフィールのリンク — 常設の入口。トップページに送らない
  2. ストーリーズのリンク — 発売・再入荷の即時導線
  3. 投稿本文からの誘導 — 「プロフィールのリンクから」の一文を毎回入れる

そして全部に計測できるパラメータを付けます。付けていないと、どの導線が効いたか分かりません。

プロフィールのリンクはトップページに送らない

プロフィールのリンクをストアのトップページにしているアカウントが多いですが、これは1クリック分の無駄が発生します。

送るべき先は、今いちばん見せたいページです。

  • 新作を出したタイミング → その商品ページかコレクション
  • 定番商品が主力 → その商品のコレクション
  • 記事コンテンツがある → その記事

リンクを1つしか置けない場合は、リンク集のページを自店に作る手もあります(Shopifyの固定ページで作れます)。外部のリンクまとめサービスを使うより、自店ドメインに置いたほうが計測も自由にできます。

ストーリーズは「時刻」に効く

ストーリーズは24時間で消えるので、期限のある情報と相性が良いです。

  • 発売の予告と当日の告知
  • 再入荷
  • セールの開始と終了

発売時刻を予告して自動で販売を始める仕組みと組み合わせると、ストーリーズの投稿時刻もそこに合わせられます(Shopifyで新作を発売時刻ぴったりに販売開始する方法)。

ハイライトに残すのは、消えると困る情報だけにします。サイズガイド、配送と送料、よくある質問。ここが整っていると、DMでの問い合わせが減ります(問い合わせを減らすページ設計)。

投稿本文には毎回1行入れる

「詳細はプロフィールのリンクから」の一文が無い投稿は、見て終わりになります。毎回入れるのが基本です。

そのうえで、投稿の内容と着地先を合わせます。

  • 商品単体の投稿 → その商品ページ
  • コーディネートの投稿 → 使用アイテムのコレクション
  • 使い方・お手入れの投稿 → その内容を書いた記事

3番目が意外に効きます。SNSで反応が良かった内容は、記事にするとそのまま検索の受け皿になります。SNSは流れて消えますが、記事は残って積み上がります。

計測できるリンクを付ける

導線を作っても、効果が分からなければ改善できません。URLにパラメータを付けます。

https://example.com/collections/new?utm_source=instagram&utm_medium=social&utm_campaign=26aw-launch
  • utm_source — instagram
  • utm_medium — social(プロフィールリンクは profile、ストーリーズは story と分けても構いません)
  • utm_campaign — キャンペーン名。リリースごとに変える

これでGA4側で流入元ごとの動きが見えます。Shopifyのアナリティクスでも参照元は見られますが、パラメータを付けておくとプロフィールとストーリーズを分けて評価できます。数字が合わない場合の切り分けはGA4とShopifyアナリティクスで数字が合わない理由にまとめました。

フォロワー数より、1投稿あたりの遷移数

見るべき指標は次の3つです。

  • プロフィールのリンクのクリック数(Instagram側のインサイト)
  • その流入からのセッション数(GA4側)
  • その流入からの注文数(GA4またはShopify側)

フォロワー数は入口の広さでしかなく、通り道が無ければ売上になりません。逆に、フォロワーが少なくても導線が3本通っていれば数字は動きます。

伸びない場合の切り分けは単純です。

  • クリックはあるがセッションが少ない → リンク先が重い、または離脱(Shopifyのカゴ落ち対策チェックリスト)
  • セッションはあるが注文が無い → 着地ページが投稿の内容と合っていない
  • クリック自体が少ない → 投稿本文に誘導の1行が無い、または着地先が魅力的に伝わっていない

SNSは指名検索の源泉でもある

もう1つの効き方として、SNSは指名検索を作ります。「ブランド名で検索してもらう」状態を作るのは検索の外の活動なので、ここはSNSの仕事です。

指名検索が増えたときに受け皿が整っていることが前提になります。店名で検索したときに自サイトが最上位に出て、タイトルとdescriptionが店の説明として機能している状態です(Shopify SEO対策の全体像)。

まとめ

  • 通り道はプロフィール・ストーリーズ・投稿本文の3本。1本だけでは動かない
  • プロフィールのリンクはトップページに送らない。今いちばん見せたいページへ
  • ストーリーズは期限のある情報。残すものはハイライトへ
  • 全部の導線にUTMパラメータを付けて、プロフィールとストーリーズを分けて評価する
  • 見るのはフォロワー数ではなくクリック→セッション→注文の3段
  • SNSは指名検索の源泉。受け皿としてのSEOと矛盾しない

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。