Shopifyノウハウ

Smile と easyPoints の比較。課金単位で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

ShopifyのポイントアプリSmileとeasyPointsを2026年8月時点の掲載価格で比較します。料金が月間注文数で上がるか、アクティブ顧客数で上がるかが最大の違いです。会員500人・月300件の店ならSmileは$15、easyPointsは$50という計算になります。

先に結論を書きます。同じ会員が何度も買う店ならeasyPoints、会員名簿のほうが注文より先に増える店ならSmileです。この2本は機能の優劣ではなく、料金の連動先で分かれます。Smileは月間注文数、easyPointsはアクティブ顧客数でプランが上がるので、同じ売上でも請求額が逆転します。

この記事は、ポイントアプリの候補がすでにこの2本に絞れている店を想定しています。1〜3人で運営していて、月に数十〜数百件の注文があり、テーマの編集はするけれどアプリ開発はしない規模です。他の候補も見たいならShopifyポイント・会員ランクアプリ比較7選に7本並べてありますので、そちらから戻ってきてください。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。

比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)

Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲だけを並べます。価格は2026年8月時点のもので、掲載は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。

項目 Smile easyPoints
課金単位月間注文数アクティブ顧客数
無料枠無料プランあり(掲載には上限の記載なし。Smileのヘルプによると月間注文200件まで)フリー=無料インストール。アクティブ顧客300人まで、301人目から1人$0.30
有料プランエッセンシャル $15/月(月間注文500件まで)/スタンダード $79/月(1,000件)/グロース $199/月(2,500件)。14日間の無料体験ありベーシック $50/月(500人)/プロ $180/月(2,000人)/エンタープライズ $425/月(5,000人)
手数料・従量グロースの2,500件を超えた分が100件ごとに$20フリーの301人目から1人$0.30。有料プランは各上限までの定額
日本語UI掲載の対応言語に日本語を含む掲載の対応言語は英語・日本語
請求元Shopifyの請求(掲載に外部請求の注記なし)Shopifyの請求(掲載に外部請求の注記なし)
導入方式Shopify App Storeの掲載ページからインストールShopify App Storeの掲載ページからインストール
主な機能掲載名は「Smile ポイント・ロイヤルティプログラム」/無料プランは月間注文200件まで(Smileのヘルプによる。掲載には記載なし)/無料+有料3段の4段階/段階が月間注文数500・1,000・2,500件で刻まれる/14日間の無料体験掲載名は「easyPoints ‑ ポイントアプリ」(開発元Lunaris)/日本式のカートでポイントを利用できる/無料+有料3段の4段階/段階がアクティブ顧客300・500・2,000・5,000人で刻まれる

同じところ

  • どちらも無料で始められます。Smileは無料プラン、easyPointsはフリー(無料インストール)で、初期費用は掛かりません。
  • どちらも掲載の対応言語に日本語が含まれます。日本語UIが要件でも、この2本の比較では差が付きません。
  • どちらも無料+有料3段の4段階で、上限を超えたら上の段か従量に移る構造です。プランの数え方は同じです。
  • どちらも掲載に外部請求の注記がなく、Shopifyの請求に乗ります。支払い方法を別に用意する必要はありません。

違うところ

料金が何に連動して増えるかが最大の差です。Smileは月間注文数、easyPointsはアクティブ顧客数でプランが上がります。掲載の数字をそのまま当てて、3つの店で比べてみます(easyPointsの$0.30は月ごとに乗る前提で計算しています。Smileの無料プランの注文上限は掲載には記載がなく、Smileのヘルプによると月間200件までなので、ここではその200件を無料プランの上限として計算しています)。

  1. 会員500人・月300件の店: Smileはエッセンシャル$15/月(月500件まで)に収まります。easyPointsは会員500人なのでベーシック$50/月です。フリーのまま従量で払うと超過200人×$0.30=$60でベーシックを上回る計算になるため、この規模ならベーシックのほうが安くなります。差は月$35です。
  2. 会員300人・月1,000件の店: Smileはスタンダード$79/月(1,000件)。easyPointsは300人までのフリーの枠内なので$0です。少人数が何度も買う構造では、この向きに開きます。
  3. 会員2,000人・月200件の店: easyPointsはプロ$180/月(2,000人)。Smileは月間200件までなので無料プランの枠内で$0です。会員名簿だけが積み上がっている店では、向きが逆になります。

無料枠の切れ方も違います。Smileは月間200件を超えると(この上限は掲載には無いがSmileのヘルプに記載があります)、初月終了後にアプリ内で通知が来てプランを案内される形で、自動で課金が始まるわけではありません。easyPointsのフリーは、301人目から1人$0.30が加算される形で、プランを変えなくても請求が増えていきます。「無料インストール」と書かれていても、会員が301人を超えた月から請求は立ちます。会員数が読めていない状態で始めると、翌月の金額が事前に読めないのはeasyPoints側です。逆に、会員数が把握できていれば、上の計算のようにフリーと有料プランのどちらが安いかを先に確定できます。

ポイントをどこで使わせるかも差になります。easyPointsは掲載で、日本式のカートでポイントを利用できることを挙げています。日本のECで当たり前になっている「カートで保有ポイントを充当してから決済に進む」流れを最初から前提にしている、ということです。Smileについては、今回参照した掲載の範囲でカートでの利用方式を確認していないため、この記事では機能として書きません。カートでのポイント利用が要件として決まっているなら、そこがはっきり書かれている側を選ぶのが早いです。

日本語の層は、掲載の書き方が少し違います。easyPointsの掲載対応言語は英語と日本語の2つだけで、Smileは対応言語のひとつとして日本語を含みます。どちらも日本語で使える点は同じですが、easyPointsは日本語圏を主な対象にしている構成に見えます。ただし掲載から読み取れるのは対応言語の一覧までで、管理画面のどこまで訳されているかは掲載の範囲外です。文言の細かさを確かめたいなら、どちらも無料枠のあるうちに実機で見るのが確実です。

Smile が合う店

  • 会員名簿が注文より速く増える店。休眠会員が積み上がっても、月間注文数が増えなければ料金は動きません。
  • 月商の伸びに合わせて段階的に上げたい店。$15→$79→$199と注文数で素直に上がるので、次の月額が読めます。
  • 会員数を把握しきれていない店。人数に連動しないので、名簿の整理より先に導入できます。
  • 有料プランを本番の設定で試したい店。14日間の無料体験が掲載されています。

easyPoints が合う店

  • 少数の会員が何度も買う店。注文が何件増えても、会員数が同じなら料金は変わりません。
  • 会員数が読めている店。300人・500人・2,000人・5,000人という区切りに自店を当てれば、月額が先に確定します。
  • カートでポイントを充当させたい店。掲載でその方式が明記されているのはこちら側です。
  • 会員300人以下で始める店。フリーのまま従量も発生せず、$0で本番運用の形が作れます。

リピートで注文が積み上がる構造をこれから作るのか、すでにあるのかで、上の2つは入れ替わります。自店がどちらなのかを先に見るにはリピート率を上げるを先に読んでください。なお、還元率を何%にするかはアプリ選びとは別の問題です。原資の考え方は割引設計の基本で扱っています。

まとめ

  • 課金単位が違います。Smileは月間注文数、easyPointsはアクティブ顧客数でプランが上がります。
  • 会員500人・月300件なら、掲載の数字ではSmileがエッセンシャル$15/月、easyPointsがベーシック$50/月です。会員300人・月1,000件なら$79対$0で逆転します。
  • easyPointsのフリーは301人目から1人$0.30の従量が乗ります。無料インストールでも請求は立ちます。
  • 日本語は両方とも掲載の対応言語に含まれます。この2本の比較では判断材料になりません。
  • カートでのポイント利用が要件なら、掲載で明記されているeasyPointsが確実です。

参照元

価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。Smile無料プランの月間注文200件という上限は、掲載ページには記載がなく、Smileのヘルプページで確認しました。

Smile・easyPoints・Understand Smile’s Free plan(Smile Help Center)

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。