再入荷通知アプリを探すと、無料プランを持つものがすぐ何本も見つかります。先に結論を書きます。6本中5本に無料プランがありますが、無料枠はどれも小さく、しかも切れる単位が2種類あります。送れる通知の通数で切れるもの(Stokは月20件、SC Back in Stockはメール50件、Ampは月10通)と、受け付けられる通知申込の件数で切れるもの(再入荷通知サポーターは月5件)です。Notify!の「再入荷通知10件」は、送信か申込かの単位が掲載に明記されていません。だから比べるべきは無料かどうかではなく、月に何通送る想定かと、どのチャネルで送るかです。
この記事は、1〜3人で運営していて、人気サイズだけ先に売り切れる、あるいは再販を繰り返す商品を持っているストアを想定しています。そもそも売り切れた商品ページを残すか消すかから決めたい場合は在庫切れ商品の扱い方を先に読んでください。全カテゴリの一覧はShopifyおすすめアプリまとめにあります。
比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)
Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。料金はいずれもUSD建ての掲載表記で、内容は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。
| アプリ | 無料枠 | 有料プラン | 日本語 | 通知チャネル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
Back In Stock 日本語版:再入荷通知サポーター | FREE(月5件までの再入荷通知申込、分析は無制限) | STARTUP $9.50/月(50通)/SMALL BUSINESS $15/月(150通)/MEDIUM STORE $35/月(1,000通・メール・SMS・LINE)/各7日間無料体験 | 日本語のみ | メール/SMS/LINE | 日本製。掲載機能に在庫切れアラートと予約商品リクエストを含む |
プライシー再入荷通知 | なし | スターター $9/月(Email 1,500件・SMS/LINE 50件)/ライト $19/月(3,000件・100件)/プロ $35/月(4,000件・200件)/プレミアム $50/月(5,000件・300件) | 日本語のみ | SMS/LINE/メール | 日本製。最安プランからLINE送信を含む。ボタンデザインを完全にカスタマイズ可 |
Stok: 再入荷通知・予約販売 | Free(月20件のメール通知、リクエスト収集は無制限) | Plus $10/月(月100件・SMS/WhatsApp、SMSは$0.02〜)/Pro $20/月(多言語通知、ドメイン認証、Klaviyo連携)/Business $49.99/月/各7日間無料体験 | 対応言語に含む | メール/SMS/WhatsApp | 再入荷に加えて値下げ通知。コード不要でウィジェット設置 |
Notify! Back in Stock|PreOrder | Free(再入荷通知10件、予約注文5件) | 起動 $9.90/月(500件・年払い$95)/初級 $19.90/月(500件+ウィッシュリスト2,000件)/標準 $39.90/月(1,000件・独自ドメイン送信・7日間無料体験) | 対応言語に含む | メール/SMS/プッシュ | 予約注文(一部支払い・先行販売)を同じアプリで兼ねる |
SC Back in Stock Restock Alert | 無料(メールアラート50件、プッシュ通知と再入荷リクエストは無制限) | 電子メール系 $10/月(メール無制限・Mailchimp/Klaviyo/PushOwl連携)/スタータ $20/月(メール・プッシュ無制限+SMS200件、追加SMS $0.10)/各7日間無料体験 | 対応言語に含む | メール/プッシュ/SMS | $10でメール通数が無制限になる。一括エクスポートあり |
Amp Back in Stock & Preorder + | Free(月10通) | Starter $19/月(月500通)/Growth $49/月(月2,000通)/Pro $99/月(無制限)/14日間無料体験。SMSは1通$0.015 | 英語のみ | メール/SMS | 予約注文を兼ねる。掲載の対応言語に日本語がない |
同じ「再入荷通知」でも、無料枠の切れ方と送れるチャネルがここまで違います。次でその違いを整理します。
選び方の軸
第一に、無料枠の単位が「送信通数」なのか「申込件数」なのかを分けて見てください。送信通数で切れるのはStok(月20件)・SC Back in Stock(メール50件)・Amp(月10通)、申込件数で切れるのは再入荷通知サポーター(月5件)です。Notify!の「再入荷通知10件」は単位の記載が掲載に無いので、どちらとも断定していません。StokとSC Back in Stockは、お客様が「入荷したら教えて」と登録する行為そのものは無制限に受け付けます。つまり無料のままでも、どの商品にどれだけ需要が溜まっているかは全部見えます。止まるのは送信だけです。これは思ったより実用的な状態で、再販の判断だけしたいなら無料で回ります。逆に、再販のたびに数百人へ一斉送信したいなら、無料枠は初回で使い切ります。
第二に、通知チャネルです。この軸だけは日本製とそれ以外できれいに分かれます。LINEで送れるのは再入荷通知サポーターとプライシーの2本だけで、海外製4本のチャネルはメール・SMS・プッシュ・WhatsAppです。日本の買い手にとってLINEの開封率がメールより高い場面があるのは確かですが、そのためにLINE公式アカウントの運用が別途必要になります。すでにLINEを回しているストアなら効きますし、そうでないならメールから始めても遅くありません。メールとLINEの役割分担はメールとLINEの使い分けにあります。
第三に、日本語の層です。掲載の対応言語は3段階に分かれます。日本語のみ(日本製2本)、多言語の中に日本語を含む(Stok・Notify!・SC Back in Stock)、英語のみ(Amp)です。ここで注意が要るのは真ん中の層で、対応言語に日本語が含まれていても、買い手が受け取る通知メールの件名と本文がそのまま日本語で通るとは限りません。海外製アプリの多くは文面を自分で書き換えられるようにしているので、導入時にメール文面を一度日本語に差し替える作業が発生すると見込んでおくのが現実的です。
第四に、予約注文(プリオーダー)を兼ねるかどうかです。Notify!とAmpは掲載名のとおり予約注文機能を持ち、Stokも掲載名に予約販売を含みます。売り切れ中に「入荷したら知らせる」で止めるか、その場で先に買ってもらうかは別の判断ですが、同じアプリで両方できるなら1本で済みます。日本製2本のうち再入荷通知サポーターは掲載機能に「予約商品リクエスト」があります。これは希望を集める機能で、予約販売として決済まで取るものかは掲載からは読み取れません。逆に、予約販売が主で再入荷通知を兼ねるアプリもあります。PreOrder Globo|Back in Stockは、無料の範囲で先行販売20件と再入荷メール100件を掲載しています(2026年8月時点)。予約販売を軸に選ぶなら、こうしたアプリを並べた予約販売・発売予告アプリ比較から見るほうが早く決まります。
各アプリの位置づけ
Back In Stock 日本語版:再入荷通知サポーター は、日本語のみで提供されている日本製アプリです。無料のFREEプランは月5件までのメール・SMS再入荷通知申込で、分析だけは無制限。有料はSTARTUPが$9.50/月で50通、SMALL BUSINESSが$15/月で150通、MEDIUM STOREが$35/月で1,000通と上がり、各プランに7日間の無料体験がつきます。掲載でLINEがチャネルとして明記されているのはMEDIUM STORE($35/月)で、その下のプランの内訳は掲載からは判断できません。無料枠は申込5件という、実質お試し程度の幅なので、このアプリは有料前提で見るのが正確です。管理画面もサポートも日本語で、掲載機能に在庫切れアラートと予約商品リクエストが含まれます。
プライシー再入荷通知 は、6本の中で唯一、無料プランがありません。最安のスタータープランが$9/月で、Email 1,500件・SMS/LINE 50件。以降はライトが$19/月(3,000件・100件)、プロが$35/月(4,000件・200件)、プレミアムが$50/月(5,000件・300件)です。無料体験の記載も掲載にはありませんでした。その代わり、$9の段からLINE送信が使え、メールの上限が1,500件と最初から広いのが特徴です。他社が無料で数十通に絞っている帯を、月$9で1,500通に置き換える構成だと考えると位置づけが分かりやすくなります。ボタンデザインを完全にカスタマイズできる点も掲載されており、テーマの見た目を崩したくないストア向けです。
Stok: 再入荷通知・予約販売 は、無料でリクエスト収集を無制限に受け付けられるのが効くアプリです。Freeプランは商品ページとコレクションページに通知ウィジェットを置けて、収集は無制限、送信できるメール通知が月20件。Plusが$10/月で月100件とSMS・WhatsApp(SMSは$0.02〜)、Proが$20/月で多言語の通知・ウィジェットとドメイン認証、Klaviyo連携、Businessが$49.99/月です。有料は各7日間の無料体験つき。再入荷だけでなく値下げ通知も掲載機能にあるので、セール前に「安くなったら教えて」を集めたいストアにも合います。対応言語には日本語が含まれます。
Notify! Back in Stock|PreOrder は、再入荷通知と予約注文を最初から1本にまとめた構成です。無料プランは再入荷通知10件と予約注文5件。起動プランが$9.90/月(年払い$95)で500件の通知(メール・SMS・プッシュ)と無制限の予約注文、初級が$19.90/月で500件通知と2,000件のウィッシュリストアクション、標準が$39.90/月で1,000件通知・コレクションページ表示・独自ドメイン送信となり、標準には7日間の無料体験がつきます。予約注文を無制限で使える段が$9.90からある点が、他の5本と比べたときの分かりやすい差です。対応言語は13言語で日本語を含みますが、日本製ではありません。
SC Back in Stock Restock Alert は、無料枠が6本の中でいちばん広いアプリです。無料でメールアラート50件、プッシュ通知は無制限、再入荷リクエストの収集も無制限。有料は電子メール系プランが$10/月でメール無制限・バッチ通知・マルチロケーション・Mailchimp/Klaviyo/PushOwl連携、スタータが$20/月でメールとプッシュが無制限に加えてSMS 200件(追加分は$0.10)です。どちらも7日間の無料体験つき。$10でメールの通数制限が外れるのは、この6本では最も早い段です。再販のたびに数百通を一斉送信する運用なら、通数の階段を上り続けるより早く天井が無くなります。倉庫を複数持っているストア向けのマルチロケーション対応も掲載されています。
Amp Back in Stock & Preorder + は、無料プランが月10通、Starterが$19/月で500通、Growthが$49/月で2,000通、Proが$99/月で無制限という通数の階段です。14日間の無料体験があり、SMSは1通$0.015の従量。予約注文も兼ねます。ただし掲載の対応言語は英語のみで、管理画面も買い手向けの文面も日本語は用意されていません。文面をすべて自分で書き換える前提なら選べますが、この記事の読者層に対して積極的に薦める理由は薄いアプリです。なお「Back in Stock」とだけ書くと別のアプリと混同するので、掲載名で覚えておいてください。
LINE連携アプリの再入荷通知で代替する
再入荷通知を専用アプリで持たず、すでに入れているLINE連携アプリの機能として送る手もあります。この場合、アプリの本数を増やさずに済みますが、条件は先に確認してください。
- StoreCRM|LINE連携 は再入荷通知を持っていますが、掲載では再入荷通知・お気に入り・誕生日通知は$65以上のプランからとされています。無料プラン(アクティブ顧客300人まで)や$9・$15の段では使えません。
- おみせコネクト(LINE連携) は、ID連携50人までの無料の範囲に再入荷通知とカゴ落ちリマインドが含まれます。50人を超えるとターゲティングメッセージ経由の注文が発生した場合のみの従量課金になりますが、掲載ページにその金額の記載がありません。
- CRM PLUS on LINE はID連携とセグメント配信が掲載機能の中心で、再入荷通知そのものは掲載から確認できませんでした。LINEの土台としては無料でID連携100人まで使えるので、配信の器を先に作る役には立ちます。
3本の料金体系と無料枠の切れ方はShopify LINE連携アプリ比較にまとめてあります。友だちがまだ数十人の段階なら、専用アプリを増やす前にこちらで足りるかを見たほうが早いことがあります。
WISHLIST MANAGER(当社)という選択肢
正直に先に書きます。当社の WISHLIST MANAGER に再入荷通知の機能はありません。だから上の比較表にも入れていません。ここで挙げるのは、通知を送る手前にある「そもそもどの商品を再入荷させるか」の判断が、別の道具で取れるからです。
売り切れた商品ページには押せるボタンが残りません。カートに入れられない以上、欲しかった人の意思はどこにも記録されずに終わります。お気に入り(ハート)を置いておくと、在庫の状態に関係なく押せるので、売り切れ中に何人が保存したかが数字で残ります。WISHLIST MANAGERはログインしていないお客様の保存にも対応していて、あとからログインしたときに会員のお気に入りへ自動でマージします。無料プランは月500件のお気に入り追加まで、有料が$3.99/月で7日間の無料体験つきです。
つまり役割が違います。再入荷通知アプリは「入荷したら知らせる」を担当し、お気に入りは「入荷させるべきか」を担当します。判断材料の取り方は再入荷の判断材料をお気に入りから取るに手順で書きました。お気に入り機能そのものを他社と比べたい場合はお気に入りアプリ比較を見てください。通知まで欲しいなら、この記事の6本のどれかと2本立てになります。
迷ったときの決め方
上から順に当てはまるものを探して、1〜2本に絞ってください。
- LINEで送りたい。→ 再入荷通知サポーターかプライシーの2択です。無料で試してから決めたいなら前者、$9の段から1,500件のメールとLINEをまとめて使いたいなら後者。
- 再販のたびに数百通を一斉送信する。→ SC Back in Stockの電子メール系プラン($10/月)。通数の階段を上り続けるより早くメール無制限に届きます。
- 予約注文も同じアプリで扱いたい。→ Notify!。$9.90の段から予約注文が無制限です。
- まず需要を溜めて再販の判断だけしたい。→ StokかSC Back in Stockの無料プラン。収集が無制限なので、送信を我慢すれば費用ゼロで数字が貯まります。
- すでにLINE連携アプリを入れている。→ 上のLINEの節の条件を確認してから、専用アプリを足すか決めてください。
どれも(プライシーを除いて)無料の範囲で挙動を確認できます。ウィジェットの見た目とメール文面をテーマに載せてみて、違和感がないほうを残す進め方で十分です。
まとめ
- 6本中5本に無料プランがありますが、無料枠は送信通数(月10〜50件)か申込件数(月5件)で切れる小さな枠です(Notify!の10件は単位の記載なし)。無料かどうかは選ぶ基準になりません。
- StokとSC Back in Stockは無料でも通知リクエストの収集が無制限です。送信を我慢すれば、再販の判断材料は費用ゼロで貯まります。
- LINEで送れるのは日本製の2本(再入荷通知サポーター・プライシー)だけです。海外製4本はメール・SMS・プッシュ・WhatsAppです。
- プライシー再入荷通知には無料プランがありません。最安が$9/月で、その代わり最初からEmail 1,500件とLINEが使えます。
- Amp Back in Stock & Preorder + は掲載の対応言語が英語のみです。文面をすべて自分で用意する前提になります。
- 予約注文を兼ねたいならNotify!かAmp、値下げ通知も欲しいならStok、メール通数の天井を早く外したいならSC Back in Stockです。
参照元
価格・無料枠・対応言語は、次のShopify App Store掲載ページを2026年8月25日に確認したものです。
Back In Stock 日本語版:再入荷通知サポーター・プライシー再入荷通知・Stok: 再入荷通知・予約販売・Notify! Back in Stock|PreOrder・SC Back in Stock Restock Alert・Amp Back in Stock & Preorder +・StoreCRM|LINE連携|メール+LINE配信・おみせコネクト(LINE連携)・CRM PLUS on LINE
なお、以前この分野で広く紹介されていた Appikon ‑ Back In Stock は、2026年8月時点で掲載ページに提供終了の表示が出ています(提供終了)。