Shopifyノウハウ

Shopifyのお気に入り(ウィッシュリスト)アプリ比較5選。無料枠と日本語対応で選ぶ

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

Shopifyにお気に入り機能を追加する主要アプリ5本を、無料枠・月額・日本語対応・設定の手間で比較します。無料プランがあるのは5本中2本。価格は2026年8月時点の掲載ページで確認しています。

Shopifyのオンラインストアには、お気に入り(ウィッシュリスト)機能が標準でありません。追加するなら自作かアプリの二択で、保守の手間を考えるとアプリが現実的です(自作との比較はお気に入り機能を追加する方法に書きました)。

問題は、どのアプリを選ぶかです。App Storeで「ウィッシュリスト」と検索すると候補が大量に出てきますが、先に結論を言うと、主要どころで無料プランを持つのは意外に少なく、この記事で比較する5本のうち2本だけです。月額も$4前後から$30前後まで開きがあります。小規模ストアがまず見るべきは、機能の一覧表ではなく「無料でどこまで使えるか」「管理画面が日本語か」「設定に手がかかるか」の3点です。

この記事では主要5本をこの軸で比較します。価格・無料枠・対応言語はすべて2026年8月時点、各アプリのShopify App Store掲載ページで確認したものです(USD表示。変更される可能性があります)。

比較表: 主要5アプリの価格と無料枠(2026年8月時点)

アプリ有料プランの月額無料プラン日本語(対応言語)無料トライアル
Wishlist Plus(Swym)$29.99〜なしあり30日
Swish(旧Wishlist King)$19〜なしなし(英語のみ)30日
Wishlist Hero$4〜あり(お気に入り追加 月500件まで)なし14日
Smart Wishlist$4.99(単一プラン)なしなし(英語のみ)60日
WISHLIST MANAGER(当社)$3.99あり(お気に入り追加 月500件まで)あり(国産)7日

表の見方を3つ補足します。まず、無料枠の単位はどちらも「お客様がお気に入りに追加した回数の月間合計」で、ストア全体で数えます。次に、Swishの月額は契約中のShopifyプランに連動します(Basicで$19、Shopifyで$29、Advancedで$49、Plusで$99)。最後に、「日本語」の列は掲載ページの対応言語欄に日本語が含まれるかで、サポート窓口が日本語かどうかは海外製アプリの掲載ページには記載がありません。

選び方の軸は3つ。無料枠・日本語・設定の手間

1つ目は、無料枠でどこまで使えるかです。 無料プランがあるのはWishlist HeroとWISHLIST MANAGERの2本で、どちらも月500件までという同じ条件です。月500件は1日あたり16件強。立ち上げ期のストアなら収まることが多い量ですが、お気に入りの利用はセールや新作リリースの日に集中するので、月の途中で上限に触れる可能性は頭に入れておいてください。上限に達したときの挙動はアプリごとに違います。少なくともWISHLIST MANAGERでは、上限後も保存済みのお気に入りの閲覧と削除はそのまま使えます(新規追加だけが止まります)。

2つ目は、日本語です。 管理画面が英語でも設定はできますが、つまずいたときに調べものとサポート問い合わせが全部英語になります。専任エンジニアのいない体制でここに時間を取られるのは痛いので、月額の差が小さいなら日本語を優先する判断は合理的です。対応言語に日本語があるのはWishlist PlusとWISHLIST MANAGERの2本でした。

3つ目は、設定の手間です。 どのアプリも基本設置は難しくありませんが、テーマとの相性調整が発生したときの逃げ道が違います。Swishは「無料のセットアップおよびカスタマイズサービス」を全プランで提供すると掲載しており、調整を任せられる体制です。WISHLIST MANAGERはテーマエディタで完結する3ステップで、テーマファイルへの書き込みがないためアンインストール後に残骸が残りません。ほかのアプリの設置方式は掲載ページからは細部まで確認できなかったので、トライアル中に実際に触って確かめるのが確実です。

各アプリの位置づけ

Wishlist Plus(Swym) は多機能路線の代表格です。再入荷・値下げのアラートメール、複数リスト、メール・SMSでのリスト共有、KlaviyoやAttentiveとの連携まで持っています。最安のスタータープランは$29.99/月で月3,000件のお気に入り登録まで。無料プランはなく、トライアルは30日です。お気に入りを再訪促進のマーケティング基盤として本格運用したい、月額$30を許容できるストア向けです。

Swish(旧Wishlist King) は複数リストの公開・非公開切り替えや分析機能を持ち、コードエディタでの完全カスタマイズと無料のセットアップサービスを掲げています。月額はShopifyプラン連動の$19〜。無料プランはなく、対応言語は英語のみです。デザインの作り込みを外注感覚で任せたいストアに向いた構成です。

Wishlist Hero は5本の中で無料から有料への傾斜がいちばん緩やかです。無料で月500件、Silver($4/月)で月1,000件、その上に$17と$29のプランが続きます。ゲストのままお気に入りを使える点も掲載ページに明記されています。対応言語は英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語で、日本語は含まれません。

Smart Wishlist は$4.99/月の単一プランで、プラン選びに迷う要素がないのが特徴です。ログイン不要の保存に対応し、トライアルが60日と際立って長いので、じっくり試してから決められます。無料プランはなく、英語のみです。

WISHLIST MANAGER は当社の国産アプリです。無料プランは月500件、有料は$3.99/月で追加件数の上限がなくなります(トライアル7日)。ゲストのまま保存した内容をログイン時にアカウントへ自動で引き継ぐ点と、テーマエディタだけで設置が終わる点を軸にしています。多機能路線ではないので、再入荷アラートやリスト共有まで必要なら上の2本が候補になります。設置手順は操作ガイドにあります。

迷ったときの決め方

無料で始めたいなら、候補はWishlist HeroとWISHLIST MANAGERの2本に絞られます。無料枠の条件が同じなので、決め手は日本語の要否と、実際に自分のテーマに入れたときの見た目です。両方入れて、ゲスト状態で保存→ログイン→引き継がれるかまで確認してから片方を残す、という試し方が30分ほどでできます。

再入荷通知・複数リスト・リスト共有まで含めた再訪促進の仕組みが欲しいなら、Wishlist Plusが最有力です。月額$29.99〜をお気に入り経由の売上で回収できる規模かどうかで判断してください。決めきれない場合は、Smart Wishlistの60日トライアルを使って「自分のストアでお気に入りがどれだけ使われるか」を先に測ってから月額を選ぶ手もあります。

どのアプリを選んでも、ボタンをどこに置くかで使われ方が大きく変わります。設置後の導線設計はお気に入り導線の設計3か所にまとめています。

まとめ

  • 主要5本のうち無料プランがあるのはWishlist HeroとWISHLIST MANAGERの2本。どちらも月500件まで
  • 対応言語に日本語があるのはWishlist PlusとWISHLIST MANAGERの2本。海外製はサポート言語の記載が掲載ページにない点に注意
  • 多機能・大規模向けはWishlist Plus($29.99〜)、単一プランで長く試せるのはSmart Wishlist(60日トライアル)
  • 価格と無料枠は2026年8月時点の掲載ページ確認。導入前に最新の価格ページを確認してから決めてください

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。