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破損・不足で届いたときの対応フロー。写真の依頼から再送・返金までの型

公開 文: RUFFLOG APPS編集部

商品が破損して届いた、点数が足りない、違う商品が届いた。この3つは初動の順番を決めておくと数分で閉じられます。写真の依頼の仕方、配送会社への確認、再送と返金の判断、再発防止の記録までを型にします。

「割れて届きました」という連絡は、どんなに丁寧に梱包しても発生します。頻度が低いからこそ手順が決まっておらず、そのたびに担当者が考えることになります。

先に結論を書きます。この種の連絡は3つに分類すれば、あとは同じ流れで処理できます。

  1. 破損 — 輸送中の可能性が高い。写真を先にもらう
  2. 不足(点数が足りない)— 出荷ミスの可能性が高い。まず在庫と伝票を確認する
  3. 誤送(違う商品が届いた)— 出荷ミス。他のお客様にも影響している可能性を確認する

判断の順番を間違えると、お客様を待たせるうえに原因が分からなくなります。

共通の初動: 謝罪より先に「事実の確定」

対応の速さがそのまま印象を決めるので、初動は最短にします。1通目で聞くのは次の3つだけです。

このたびはご不便をおかけし申し訳ございません。
状況を確認のうえ、すぐに対応いたします。

お手数ですが、下記をこのメールにお送りください。
・該当箇所の写真
・商品全体の写真
・外箱(梱包)の写真

いずれか難しいものがあれば、可能なものだけで構いません。

外箱の写真を必ず入れるのが要点です。外箱に潰れや破れがあれば輸送中、外箱が無傷で中身だけ破損していれば梱包設計の問題、という切り分けができます。この1枚があるかどうかで、再発防止の打ち手が変わります。

写真が難しいお客様もいるので、「可能なものだけで構いません」を必ず添えます。ここで往復が増えると、対応の速さという最大の武器を失います。

破損: 輸送か梱包かを分ける

写真が届いたら、次の順に判断します。

  • 外箱に損傷がある — 輸送中の可能性が高いです。配送会社への連絡(事故受付)は自店から行います。お客様に配送会社とやりとりさせないでください
  • 外箱が無傷で中身だけ破損 — 梱包設計の問題です。緩衝材の量、箱のサイズ、商品の固定方法を見直します
  • 商品自体の不良(縫製、部品の欠け) — 検品と仕入れ側の問題です。同じロットの在庫を確認します

お客様への対応は、原因の切り分けと並行して進めます。原因が確定してから代替品を送ると遅すぎます。在庫があるなら即日で再送、なければ返金の選択肢を提示するのが基本です。

配送会社への事故連絡は、外装の写真と送り状番号が揃っていれば進みます。運賃や商品代の補償の可否は契約や商品によって変わるので、自店の契約条件を一度確認しておいてください。

不足: 出荷側の記録を先に見る

点数が足りないという連絡が来たら、お客様に聞く前に自店側を確認します。

  1. 注文内容と出荷記録の照合 — 何点入れたはずか
  2. 在庫数の突合 — 帳簿と実在庫が合っているか。合わないなら本当に入れ忘れています
  3. 同梱の分割 — 複数箱に分けて発送していないか(分割発送の通知が届いていないだけのことがあります)

3番目は意外に多い原因です。分割発送のときは、発送通知に「2箱に分けてお届けします」と書いておくと、この問い合わせ自体が消えます。

誤送: 他の注文への影響を確認する

違う商品が届いた場合、他のお客様のところに自分の商品が行っている可能性があります。同じタイミングの出荷分を確認してください。

対応の順番は次のとおりです。

  1. 正しい商品をすぐに再送する(在庫がある場合)
  2. 誤って届いた商品の返送方法を案内する。送料は自店負担。着払い伝票を送るか、自店で集荷を手配します
  3. 同じ日の出荷で入れ違いが起きていないか確認する

誤って届いた商品を「そのままお持ちください」とする判断もあります。返送の手間をかけさせないのは体験としては良いですが、単価が高い商品では損失が大きくなります。金額の基準を先に決めておくと、その場で悩まなくなります。

記録: 再発防止は件数の記録から始まる

1件ずつ丁寧に対応しても、原因が残っていれば同じことが起きます。記録するのは次の3つだけです。

  • 分類(破損/不足/誤送)
  • 原因の推定(輸送/梱包/検品/出荷)
  • 商品と発送日

月に一度集計して、多い分類から潰します。梱包が原因なら資材、出荷が原因なら手順(ダブルチェック、ピッキングリストの様式)、検品なら仕入れ側です。1件あたりのコストを金額にする方法は誤配送・持ち戻り1件のコストを試算すると同じ考え方で計算できます。

住所の不備が原因の配送トラブルは、注文確定前に潰せる種類のものです。そちらは誤配送・再配達を減らす方法。住所不備を出荷前に防ぐにまとめました。

返金と再送、どちらを先に出すか

在庫がある場合は再送を第一案として提示します。お客様はその商品が欲しくて注文しているので、返金は次善策です。

ただし次のケースは返金を先に出します。

  • 在庫がない(次の入荷が未定)
  • 使用予定日を過ぎている(イベント、ギフト)
  • 同じ商品で2回目のトラブル

3番目は判断が必要な場面です。同じ商品で繰り返すなら、その商品自体か梱包に問題があります。個別対応で閉じずに、商品側を直してください。

まとめ

  • 分類は破損・不足・誤送の3つ。初動の判断が変わる
  • 1通目で聞くのは写真3枚(該当箇所・全体・外箱)。外箱の写真で輸送か梱包かが分かれる
  • 不足はお客様に聞く前に自店の出荷記録と在庫を確認する。分割発送の通知漏れも多い
  • 誤送は他の注文への影響を確認する。返送送料は自店負担
  • 在庫があれば再送を第一案に。返金が先になるのは在庫なし・使用予定日超過・2回目のとき
  • 分類と原因を記録して月次で集計する。同じ商品で繰り返すなら商品側を直す

RUFFLOG APPS編集部

株式会社RUFFLOG ECアプリ事業部

自社でアパレルECを運営する株式会社RUFFLOGのShopifyアプリ開発チームです。自社ストアの運用で実際に困ったことを、そのままアプリと記事にしています。