Shopifyのレビューアプリを探し始めると、候補が多すぎて選べなくなります。先に結論を書きます。主要どころは4本とも無料で使い始められます。だから「無料で始められるか」は選ぶ基準になりません。差が出るのは、無料枠がどこで切れるかと、日本語がどこまで通るかの2点です。
この記事は、1〜3人で運営していて、レビューがまだ数件しかないストアを想定しています。その規模なら、月額数十ドル級のプランを最初から検討する必要はありません。無料枠の中身を見比べて、育ってきたときの移行コストまで含めて選びます。
比較表: 価格と無料枠(2026年8月時点)
Shopify App Storeの掲載ページで確認できた範囲を並べます。価格はいずれも2026年8月時点のもので、掲載は変わることがあります。導入前に各アプリのページで確かめてください。
| アプリ | 無料枠 | 有料プラン | 日本語 | 写真レビュー | 依頼メール |
|---|---|---|---|---|---|
| Judge.me | レビュー・依頼メール・写真とも無制限 | Awesome $15/月 | 対応言語に含む | あり | あり |
| Loox | Beginnerプラン(500注文まで) | Convert $49.99/月〜 | 掲載は英語のみ | あり | あり |
| AG Product Reviews | 無料(有料プランの記載なし) | — | 対応言語に含む | あり | あり |
| REVIEWS PLUS | 公開レビュー50件まで | $6.99/月(年払い$67.10) | 管理画面: 日本語・英語 | あり | なし |
無料枠の「切れ方」がそれぞれ違う点に注目してください。Judge.meは切れません。Looxは注文数で切れます。REVIEWS PLUSは公開できるレビューの件数で切れます。どの切れ方が自分のストアに合うかで、選ぶアプリが変わります。
海外製3本の実像
Judge.me は世界的な定番で、無料枠が異例に広いアプリです。掲載ページによれば、無料のForever Freeプランでレビュー数・レビュー依頼メール・写真と動画のレビューがいずれも無制限。有料のAwesomeプランは$15/月で、100以上の連携などが加わります。対応言語には日本語が含まれています。ただし、翻訳がどの画面・どの文面まで及ぶかはアプリの更新で変わるため、買い手に届くメールやウィジェットの文言がどこまで日本語になるかは、自分のストアで確かめるのが確実です。日本語まわりの詳細はJudge.meを日本語で使う場合の選択肢で別途整理しています。
Loox は写真・ビジュアル重視のレビューアプリとして知られています。無料のBeginnerプランは500注文まで使え、レビュー依頼メールも含まれます。次のConvertプランは$49.99/月で、300注文分を含み、超えた分は300注文ごとに$50が加算される従量制です。掲載ページの対応言語は英語のみでした。無料枠の範囲では有力な選択肢ですが、注文が増えて有料に切り替わる時点で費用が一段跳ねるので、月商が伸びてきた場合の月額まで見てから決めたほうがいいアプリです。
AG Product Reviews App & UGC は、掲載URLの air-reviews が示すとおり、Air Reviewsの名前でも知られてきたアプリです。2026年8月時点の掲載ページでは価格が無料とだけ書かれており、有料プランの記載がありません。対応言語には日本語が含まれ、写真レビュー・依頼メール・他アプリからのインポートも掲載されています。費用をかけずに一通りの機能を試したい段階では候補になります。
英語アプリを日本語で使うときの実際の手間
「対応言語: 日本語」と書いてあっても、それだけでは足りないことがあります。日本語対応には層があるからです。
いちばん浅い層は管理画面の翻訳です。ここが英語でも、運営者が我慢すれば済みます。問題はその先、買い手の目に触れる文言です。レビュー投稿フォームのラベル、「このレビューは参考になりましたか」のような定型文、そしてレビュー依頼メールの件名と本文。ここが英語のままだと、買い手は違和感を持ちますし、依頼メールに至っては開封されずに終わります。
海外製アプリの多くは、これらの文言を自分で書き換えられるようにしています。つまり使えないわけではなく、導入時にストアフロントの文言とメール文面を全部日本語に差し替える作業が一度発生する、と見込んでおくのが現実的です。設定画面を巡回して英語の残りを潰していく作業は、ウィジェットの種類が多いアプリほど時間がかかります。依頼メールを自分で書く場合の文面はレビュー依頼メールの文例集にまとめています。
REVIEWS PLUSという選択肢
当社の REVIEWS PLUS は、この「日本語に差し替える作業」を無くす方向で作ったレビューアプリです。管理画面は利用者の言語設定に合わせて日本語と英語を自動で切り替えます。
機能は、商品ページでの星評価と写真つきレビューの表示・投稿、承認制のモデレーション(承認待ち・公開・非公開の切り替え)、Googleのリッチリザルトに対応する構造化データの出力です。平均評価はShopify標準のメタフィールドに書き戻すため、テーマが標準で持っている星表示をコレクションページや商品カードでもそのまま使えます。
無料プランの上限は公開レビュー50件です。投稿の受け付けやインポートの件数には上限がなく、公開状態にできる件数だけが50件で止まる、という切れ方です。有料プランは$6.99/月、年払いなら$67.10/年(月払い換算より約20%安い計算)で、どちらも7日間の無料体験がつきます。
移行については、Judge.meとLooxのCSVをそのままインポートできます。CSVに書かれた写真URLも取り込んで自前で保存し直すので、移行後に元のアプリを解約しても写真は消えません。逆方向のエクスポートも全レビューをCSVで持ち出せます。
正直に書いておくと、レビュー依頼メールの自動送信は現時点で持っていません。収集の入口は商品ページの投稿フォームと、他アプリからのCSV移行です。依頼メールを自動で送りたい場合は上の3本が候補になりますし、注文数が少ないうちは配信ツールや手動送信でも回ります。
最初の10件を集めるまで
レビューが数件しかない段階では、どのアプリを選ぶかより、依頼をどう運用するかのほうが結果を左右します。表示ウィジェットの見た目の差が効いてくるのは、見せるレビューが貯まってからです。
現実的な進め方は3つあります。第一に、過去の購入者への依頼メール。自動送信機能があるアプリなら注文の数日後に送る設定を入れ、なければ手動で送ります。文面はレビュー依頼メールの文例集を使ってください。第二に、同梱物。発送する箱にレビュー投稿ページへの案内カードを入れる方法は、メールと違って開封率という関門がない分、確実に目に触れます。第三に、他モールや旧アプリからの移行。すでに別の場所にレビューがあるなら、インポート機能で持ってくるのが最短です。
まとめます。無料で始めるだけならどれを選んでも失敗しません。判断が要るのは、無料枠が切れたあとの月額と、日本語化にかける手間をどう見るかです。依頼メールの自動化まで無料で使いたいならJudge.me、ビジュアル重視で注文数が少ないうちはLoox、費用ゼロで通したいならAG Product Reviews、日本語のまま安く運用したいならREVIEWS PLUS。この4本から、自分のストアの伸び方に合う切れ方のものを選んでください。