先に結論を書きます。Judge.meは日本語で使えます。ストアに表示されるウィジェットとレビュー依頼メールは設定1か所で日本語に切り替わり、管理画面の表示言語にも日本語があります。どれも無料プランのままできます。「英語のアプリだから」という理由だけで乗り換えを検討しているなら、先に設定を見直す方が早いです。
そのうえで、設定を済ませても残る壁はあります。この記事では、Judge.meの良い点と日本語化の手順を先に示し、それでも残るポイント、Judge.meのままで十分なケース、日本語特化アプリへ乗り換える場合のレビューデータの扱いまで順に整理します。
先に良い点: 無料枠の広さと機能の多さは頭ひとつ抜けている
Judge.meは、Shopifyのレビューアプリとして世界で広く使われている定番アプリです。乗り換えの話をする前に、この事実は正面から認めておくべきです。
無料プラン(Forever Free)の枠が広いことが最大の強みです。レビューの収集・表示に件数の上限がなく、写真つき・動画つきのレビューも扱えます。購入後に買い手へ送るレビュー依頼メールの自動送信も無料枠から使えます。レビューを「集める」工程をアプリ代ゼロで自動化できるアプリは多くありません。
機能の幅も広く、Q&A、クーポンによる投稿促進、AmazonやEtsyなど外部サービスからのレビューインポートまで揃っています。さらに使い込むなら有料のAwesomeプラン($15/月)で連携やカスタマイズが広がります。機能の量で選ぶなら、Judge.meを外す理由はほとんどありません。
Judge.meを日本語化する手順(無料プランでできる)
Judge.meの公式ヘルプによると、ウィジェットとメールは日本語を含む多言語に、管理画面は日本語を含む15言語に対応しています。切り替えは自動ではないので、次の順で設定します。
- ウィジェットと依頼メールの言語を日本語にする — Judge.me管理画面の「Settings」→「Language」で「Widget and notification emails language」を日本語にして保存します。ストアに出るレビュー一覧・星評価の文言と、買い手に届く通知メールの既定文がまとめて日本語になります
- 文言を店の言葉遣いに直す — 既定の日本語訳は自動で当たりますが、敬語やトーンまでは店に合いません。「Settings」→「Widgets」から対象ウィジェットの文言編集画面(「Text」「Customize text」など、ウィジェットごとに項目名が異なります)を開き、編集する言語に日本語を選んで1つずつ直します
- 管理画面も日本語にする — 管理画面の表示言語はウィジェットとは独立して選べます。「管理は日本語、表示は英語」のような組み合わせも可能です
- 多言語ストアはmulti-language widgetsを有効にする — Shopify側で複数言語を公開しているストアは、「Settings」→「Language」の「Enable multi-language widgets」にチェックを入れると、買い手が見ている言語に合わせてウィジェットの文言が切り替わります。言語一覧に出てこないときは「Refresh list」を押すか、最大24時間待ちます
国内向けのストアなら、実質的に1と2だけで表側の日本語化は完了します。
それでも残るポイントと、Judge.meのままで十分なケース
設定で解決しない部分は3つあります。
1つめは、翻訳の対象外になっているウィジェットがあることです。公式ヘルプによると、Cards Carousel・Testimonials Carousel・Videos Carouselやポップアップ型など一部のウィジェットは多言語翻訳の対象になっていません。使うウィジェットによっては英語の文言が残ります。
2つめは、調べもの・問い合わせが英語になることです。ヘルプセンターの記事は英語で、日本語版ヘルプセンターのURLは存在するものの、本稿の執筆時点では記事が入っていません。設定でつまずいたとき、英語のドキュメントを読んで英語で問い合わせる前提になります。
3つめは、機能が多いぶん設定箇所も多いことです。手順2の文言調整はウィジェット単位の手作業で、使う機能が増えるほど日本語に直す場所も増えます。導入時に一度やれば済む作業ではありますが、この初期コストは見込んでおくべきです。
逆に言うと、この3つが苦にならないならJudge.meのままで十分です。具体的には、レビュー依頼メールの自動送信を運用の主軸にしたい店、動画レビューやQ&Aまで使い倒したい店、越境ECで多言語表示が要る店です。特に依頼メールは、後述の当社アプリには現時点でない機能なので、ここが主軸なら乗り換える理由がありません。他のアプリも含めた横並びの比較はShopifyレビューアプリ比較にまとめています。
日本語特化の選択肢: REVIEWS PLUS
英語のドキュメントを読みながら広い設定画面を調整するより、最初から日本語で完結する方がいい。そういう店向けの選択肢が、当社の REVIEWS PLUS です。
機能は商品レビューに絞っています。商品ページに星評価と写真つきレビューを表示し、買い手はその場から投稿できます(写真は1件につき5枚まで)。集まったレビューは承認待ち・公開・非公開をワンクリックで切り替えられ、平均評価はGoogleのリッチリザルト用の構造化データとして出力されます。平均評価を標準のレビューメタフィールドに書き戻すので、コレクションやトップページの商品カードにもテーマ標準の星表示がそのまま出せます。管理画面はマーチャントの言語に合わせて日本語と英語を自動で出し分けるため、言語の設定作業自体がありません。
乗り換えで気になるのは、蓄積したレビューデータの扱いだと思います。REVIEWS PLUSはJudge.meからエクスポートしたCSVをそのままインポートできます。写真もCSV内のURLから取り込むので、移行後に元のアプリへ依存が残りません。レビューの投稿日時も引き継ぎます。Judge.meのエクスポートには「購入者確認」の列がないため、Judge.me自身の案内に沿ってsource列から推定して取り込みます。逆方向も同じで、全レビューはいつでもCSVでエクスポートできます。
料金は無料プランが公開レビュー50件まで、有料プランが$6.99/月(年払いは$67.10/年、7日間の無料トライアルつき)です。一方で、Judge.meにあるレビュー依頼メールの自動送信は現時点でありません。「表示と管理を日本語で迷わず回したい」店に向いていて、「依頼メールで集める仕組み」が要る店には向いていません。ここは正直にそう書いておきます。
まとめ
- Judge.meはウィジェット・依頼メール・管理画面とも日本語に切り替えられる。無料プランのままでよく、乗り換えの前にまず設定を見直す
- 既定の日本語訳を店の言葉遣いに直すのは手作業。一部のウィジェットは翻訳対象外で、ヘルプと問い合わせは英語が前提になる
- 依頼メールの自動送信・動画レビュー・多言語表示が要るならJudge.meのままが合理的
- 表示と管理を日本語で完結させたいなら日本語特化アプリが選択肢になる。Judge.meのCSVを写真ごとインポートできるので、蓄積したレビューは持ち越せる